水稲冷害研究チーム

1999年編集長日誌


この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。


8月

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○8月1日(日) 葉いもち分光計測
・ 猛暑が続く。地帯1の一関・福島、地帯3の米沢、地帯5の鶴岡・山形・喜多方・若松、地帯6の宮古・飯舘、地帯7の若柳では最高気温が35度を超える。
・ 500hPa高度場の予測によると、5日までは太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(31日)によると、ほぼ全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 青森県鰺ヶ沢・三戸の「むつほまれ」が出穂期に達したと推定される。
・ 秋田県大潟・湯沢の「あきたこまち」が出穂期に達したと推定される。
・ 宮城県古川・石巻の「ササニシキ」、亘理の「ひとめぼれ」と白石の「まなむすめ」が出穂期に達したと推定される。
・ 山形県狩川の「はえぬき」が出穂期に達したと推定される。
・ 快晴が期待できるため、岩手県湯田町の葉いもち発生圃場に分光計測に行く。事前に現場を下見した小林さんが現場について唖然とする。刈り取った方が良いと思っていた発生圃場は見事によみがえり、穂ばらみ期に達していた。この好天と防除の徹底で研究材料は消え失せ、農家の笑顔が撲滅への執念を物語る。防除作業を邪魔しないように早々に退散する(写真)。
・ 最上町のモニターから生育状況を知らせる次のようなメールが届く。
「まだ出穂期とまではいかないようです。走り穂の状態です。昨日、出がけにかけ流し状態にしていきました。はえぬきは、間断潅水しています。平年は、あきたこまちが8/6で、はえぬきは8/12頃なのですが4日前後は早いようです。ヒメノモチは、出穂期になっています(7/30)。あきたこまちは、8/1〜2頃でしょうか? はえぬきの、葉耳間長は1〜3cmです。穂肥は、あきたこまちで20日前、はえぬきで25日前の予定だったのですが・・・5日前後 結果的に遅れたようですね。穂長は、やや長いような感じです。詳しくは、坪刈りしてから分解調査結果をお知らせします。いもち病ですが、中山間の風通しの悪い圃場で出ていると聞いています。私のところでは、今のところ心配有りません。イナゴとニカメイ虫の被害は、広範囲で出ているようです。また、集落内のはなの舞では、イネカラバエの被害穂が多く見られます。」

執念のいもち防除

○8月2日(月) 
・ 猛暑で雨の少ない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯3の米沢、地帯4の八戸・三戸、地帯5の横手・山形、地帯6の宮古、地帯8の三沢。警戒メッシュの最高気温では、山形・米沢・福島付近で35度を超す状況である。
・ 午後0時現在、三沢で気温が35度を超える。
・ 午後1時現在、三戸・米沢で気温が35度を超える。
・ 午後3時現在、湯沢で気温が35度を超える。
・ 500hPa高度場の予測によると、5日までは太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(1日)によると、ほぼ全域で日射量が多い状態が続く。青森県北部で日射の少ない地帯があるが、ほとんどが山間部に限定されている。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 東北大学大型計算機センターのNOAA画像の作成が31日から停止している。
・ 鶴岡のモニターの「はえぬき」が出穂期に達したものと推定される。
・ 青森県青森・五所川原の「むつほまれ」と三沢の「かけはし」が出穂期に達したものと推定される。
・ 秋田県大曲の「あきたこまち」が出穂期に達したものと推定される。
・ 岩手県軽米・久慈・岩手松尾の「かけはし」と若柳・江刺の「ひとめぼれ」が出穂期に達したものと推定される。
・ 宮城県大衡・鹿島台の「ササニシキ」が出穂期に達し、ほぼ全域で出穂期に入ったものと推定される。
・ 山形県米沢の「はえぬき」が出穂期に達したものと推定される。
・ 生育診断試験区の「あきたこまち」と「じょうでき」が出穂期を迎える。昨年より3〜5日程度早まる。「かけはし」が傾穂期に近づき、雀の被害を受け始める。防雀網の設置を依頼する。
・ 仙台管区気象台技術部気候・調査課統計係から東北地方の天候のファイルがメールで届く。
・ 東北農政局から水温データが届く。
・ 松山町のモニターから出穂状況を知らせるメールが届く。「圃場を見てきました。数本の出穂を確認できました。美山錦はかなり出ています。近くの圃場で出穂期のものはかなり在ります。」
・ 鶴岡のモニターから出穂期に関して問い合わせがある。「おとといまでは良く目を凝らしてみれば穂が出ていることが分かりましたが、今朝は簡単に穂を見つける事が出きるほどになってきました。ひとめぼれの方がはえぬきよりも若干進んでいるようです。ところで幼穂形成期とは幼穂が2mm程度に成長した頃を指すということを、今年鳥越さんから教えて頂き大変勉強になりました。解っているつもりでもはっきりした定義を知らないで使っている用語が農業にはたくさん有ります。出穂期もそのひとつです。田圃の中での10日は違うと思うのですが、どの時期を指してそう呼ぶのでしょうか。お教え下さい。」
(達観で圃場を観察し、全茎の約50%から穂が出始めた時期を出穂期として私たちは定義しています。)
・ 鶴岡のモニターから出穂期を知らせるメールが届く。
「出穂期の件ですが、ひとめぼれは真に今日が出穂期と言えるかと思います。はえぬきはもう2日後と言ったところです。農作業も朝と夕方が勝負です。日中はあまりにも暑すぎます。日陰で出きる仕事を選んでやっています。」
・ 種市のモニターから水稲の生育状況を知らせるメールが届く。「昨日から稲穂の花が満開です。こんな光景は生まれて初めてなような気がします。明日もお天気が良いようですので今年はもらった!この様な気がしています。朝晩には涼しい風が入りだしましたので、もしかすると今年はやませがもう来ないのかも!!。」


○8月3日(火) 生育調査
・ 猛暑で雨の少ない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯3の米沢、地帯4の三戸、地帯5の湯沢、地帯8の三沢。警戒メッシュの最高気温では、山形・米沢・福島付近で最高気温が35度を超す状況である。また福島では最低気温が25度を超す。福島の「コシヒカリ」は穂ばらみ期である。
・ 次の台風の卵、熱帯性低気圧が監視画像に現れ始める。台風7号と同様のコースを通る可能性が高い。
・ 午後0時現在、青森県三戸で気温が35度を超える。
・ 午後1時現在、青森県十和田・三戸、秋田県大館・阿仁合、山形県酒田・米沢、福島県会津若松で気温が35度を超える。
・ 午後2時現在、青森県三戸、秋田県阿仁合・角館・大曲、福島県会津若松で気温が35度を超える。
・ 午後3時現在、青森県三戸、秋田県大館・角館・大曲、山形県米沢、福島県会津若松で気温が35度を超える。
・ 午後4時現在、青森県三戸、山形県山形・米沢で気温が35度を超える。
・ 午後5時現在、気温が35度を超える地点はなくなった。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(3日)によると、本州の東海上の海面水温は平年よりかなり高くなる。一方、九州の南海上の海面水温は平年より低くなっている。前者は現在の太平洋高気圧に、後者は台風が南海上で発達しないことにそれぞれ関係するのか。
・ 500hPa高度場の予測によると、7日までは太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(1日)によると、ほぼ全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 青森県むつの「かけはし」が出穂期に達したと推定される。
・ 岩手県遠野の「あきたこまち」と一関・千厩の「ひとめぼれ」が出穂期に達したと推定される。
・ 山形県新庄の「どまんなか」と楯岡の「はえぬき」が出穂期に達したと推定される。
・ 福島県の「ひとめぼれ」「初星」が危険期を過ぎたものと推定される。
・ 地帯別作柄診断モデルによる収量予測を7月までのデータで行う。冷害危険度の高い地帯は順調に経過している。地帯2の津軽地域も良好に進んでいるとみられる。
・ 宮城県から生育情報が届く。発育情報を更新する。予測とのよく一致する地点とそうでない地点とがある。この違いは中期の生育型の差異によるもので、最終葉数の減少とも関係があり興味深い現象だ。
・ 生育作柄診断試験区の「ゆめさんさ」「どまんなか」が出穂期、「つがるロマン」が穂揃い期を迎える。「ササニシキ」「はえぬき」も走り穂が出てくる。
・ 晩生の品種の生育調査を行う。葉数が減少しているものがある。
・ 岩手県から予察情報が届く。穂いもちの発生は少ないと予想されている。
・ 水温情報を更新する。


○8月4日(水) 
・ 猛暑で雨の少ない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯2の弘前、地帯3の大館・角館・米沢、地帯4の三戸、地帯5の大曲・酒田・山形・若松。警戒メッシュの最高気温では、山形・米沢・福島付近で最高気温が35度を超す状況である。また酒田では平均気温が30.3度を記録する。
・ 500hPa高度場の予測によると、今後台風が九州に接近する予想となっているが、東北は依然として太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(3日)によると、ほぼ全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 青森県六ヶ所の「かけはし」、蟹田・八戸の「むつほまれ」、弘前の「つがるロマン」が出穂期に達したと推定される。
・ 岩手県雫石・盛岡・紫波の「あきたこまち」が出穂期に達したと推定される。
・ 山形県長井の「はえぬき」が出穂期に達したと推定される。
・ 休みをとり、家族と海に遊びに行く。行き帰りの車窓から、出穂状況を観察する。遠野・紫波・石鳥谷・盛岡ではほとんどの田んぼが出穂期に達している。まだ、傾穂期のものはほとんどみられない。


○8月5日(木) 
・ 猛暑で雨の少ない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯1の阿仁合・福島、地帯3の能代・大館・秋田・角館・本荘・米沢、地帯4の三戸・鹿角、地帯5の大曲・横手・湯沢・酒田・鶴岡・狩川・若松。警戒メッシュの最高気温では、また酒田・鶴岡では平均気温が30度を超す。早いものが傾穂期に近づきつつある。平成6年の経験からそろそろ高温登熟に対する警戒も必要になる。
・ 午後0時現在、山形県鶴岡で気温が35度を超える。
・ 午後1時現在、秋田県秋田・角館、山形県鶴岡で気温が35度を超える。
・ 午後2時現在、青森県三沢で気温が35度を超える。東北南部から雲がかかり始める。
・ 午後3時現在、山形県鶴岡・酒田で気温が35度を超える。台風8号は南海上で急激に発達し、大きな渦を形成し始める。
・ 午後4時現在、気温が35度を超える地点はなくなる。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(3日)によると、7月31日とは大きな変化はみられない。東海上の海面水温の高い地帯は北米のアラスカまでつながる。一方、フィリピン周辺の海面水温は春に比べると徐々に平年より低くなる傾向がみられる。東海上の海面水温が平年より著しく高くなり始めたのは、7月17日頃からである。このことが太平洋高気圧の形成と今の異常高温に関係するのか。
・ 500hPa高度場の予測によると、東北は依然として太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(4日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 最上町のモニターの「あきたこまち」と久慈の「かけはし」が出穂期に達したものと推定される。
・ 青森県小田野沢の「かけはし」と黒石の「つがるロマン」が出穂期に達したものと推定される。これで青森県もほぼ全域で出穂期を迎えた。
・ 秋田県鹿角・阿仁合の「あきたこまち」が出穂期に達したものと推定される。これで秋田県もほぼ全域で出穂期を迎えた。
・ 岩手県宮古の「あきたこまち」と北上の「ひとめぼれ」が出穂期に達したものと推定される。これで岩手県もほぼ全域で出穂期を迎えた。
・ 山形県尾花沢の「どなんまか」が出穂期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「おきにいり」が出穂期に達する。昨年より5日早い。
・ 宮城県から稲作情報と生育情報が届く。
・ 宮城県亘理町の友人から、出穂の状況を知らせるメールが届く。
「私の稲の生育状況についてお知らせします。「ひとめぼれ」は7月26日に走り穂が見られ、7月31日〜8月1日に出穂盛期、8月3日(昨日)にほぼ穂が出揃いました。他所の田んぼの稲には傾穂期に入っているものも見受けられます。「みやこがねもち」は7月28日に走り穂が見られ、現在出穂初めの状態です。ひとめぼれと比べてばらつきが大きいようです。このまま天候が良好に推移すれば、9月15日頃には収穫期に達しそうです。ただ、気温がかなり高いために平成6年のように籾殻が厚くなるのではないかと心配です。」
・ 松山町のモニターTK氏から出穂に関する情報が届く。
「出穂日は、8月3日でした。隣も同じ日でした。鳥越さんのご指摘通り、このまま高温が続きますと、あまり好ましくないと思います。そこで、またまた登場しますのが、深水なのです。いろいろと、検証してみますと、おもしろいですね。暑さの折、お体にお気をつけ下さい。」


○8月6日(金) 
・ 猛暑で雨の少ない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯3の秋田・角館、地帯5の酒田・鶴岡。また酒田・鶴岡では平均気温が30度を超す。早いものが傾穂期に近づきつつある。
・ 午前11時現在、秋田県横手で気温が35度を超える。
・ 午後0時現在、秋田県横手、山形県酒田・楯岡・米沢で気温が35度を超える。
・ 午後1時現在、秋田県大潟・横手、山形県酒田で気温が35度を超える。
・ 午後2時現在、秋田県大曲・横手・湯沢、山形県酒田・鶴岡・楯岡で気温が35度を超える。
・ 午後3時現在、秋田県横手、山形県酒田・鶴岡・楯岡で気温が35度を超える。
・ 午後4時現在、山形県酒田・楯岡で気温が35度を超える。
・ 午後5時現在、気温が35度を超える地点はない。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は日本の遙か北を流れ、東北は依然として太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(5日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 福島県白河の「ひとめぼれ」が出穂期に達したものと推定される。「コシヒカリ」も危険期を過ぎる。
・ 生育作柄診断試験区の「ひとめぼれ」「はえぬき」が出穂期に達する。昨年に比較して6〜7日早くなる。「ササニシキ」は明日に出穂期に達する見込み。
・ 生育進み方の早いものから、発育情報を登熟期のものに改変する。モニター、生育作柄診断試験区、秋田県、山形県のものを作成する。
・ 仙台管区気象台の調査官から、1か月予報の解説がメールで届く。この著しい暑さはこの先1週間程度続く見込みだ。
・ 岩手県石淵ダムは貯水量が減り、5日〜12日まで通水計画(番水)に入るようだ。
・ 秋田県・山形県では暑さのため鶏や豚に被害が出始めている。
・ 松山町のモニターOT氏から、調査圃場の出穂期を知らせるメールが届く。
・ 鶴岡のモニターから炎暑の状況を知らせるメールが届く。
「ひとめぼれは穂が出揃いました。まっすぐに立った穂が風になびいてとてもきれいです。
はえぬきは昨日辺りが出穂期だったでしょうか。この天気ですから出穂に比較的時間の掛かるはえぬきでも、あと2日も有れば揃いそうです。鳥越さんの生育予測システムも、幼穂形成期以降は、とても良く現状に合っているようですね。今は4日に1回自分の掛け番(3.5h)が回ってきます。これしかありませんので掛け流しは出来ません。前回と今回は溜めようと努力しているのですが、稲が消費する分と蒸散する分が異常に多くて2日目には無くなってしまう状態です。乾燥に比較的強い枝豆も下葉が黄色くなり始め、今日 畝間潅水しました。道路の雑草でさえ、しおれてきています。今日は乾燥した東からの熱風で特に酷かったようです。」


○8月7日(土) 早期警戒情報第17号
・ 猛暑で雨の少ない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯3の能代・米沢、地帯5の大曲・横手・湯沢・酒田・鶴岡・山形。また横手・酒田・鶴岡では平均気温が30度を超す。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は日本の遙か北を流れ、東北は依然として太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(6日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 早期警戒情報第17号を作成する。早いものが乳熟期に入るため、高温登熟に関して警戒を要する。
・ 福島県猪苗代の「初星」、福島の「コシヒカリ」が出穂期に達したものと推定される。


○8月8日(日) モニター交流会
・ 猛暑で雨のない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯1の福島、地帯3の大館・秋田・角館・本荘、地帯4の三戸、地帯5の横手・酒田・鶴岡・山形。また秋田・酒田では平均気温が30度を超す。
・ 500hPa高度場の予測によると、太平洋高気圧は徐々に勢力を弱め、12日頃は循環場がやや変わってくる予想となっている。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(6日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 福島県の福島・若松・郡山の「コシヒカリ」が出穂期に達したと推定される。
・ 秋田県の「あきたこまち」は乳熟期に入り始める。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(7日)によると、日本東海上の平年より海面水温が著しく高い地域が南から徐々に狭くなり始める。一方、南米西の赤道付近の海面水温は部分的に高くなる傾向がみられる。
・ 松山町・石巻市のモニター交流会が松山町で行われた。松山町のモニター4人と石巻の3人、本プロジェクトの推進リーダーの地域基盤研究部長、神田君と3人で参加する。モニターの自慢の水稲を観察しながら、栽培技術や経営などに関する意見交換を行う。
・ 最上町のモニターから近況のメールが届く。
「あきたこまちの出穂期は、8月2日でした。はえぬきは、8月6日に走り穂していました。出穂期は、8月9〜10日頃でしょうか? 葉いもち病は発病圃場が少ないですが、葉色が濃いところでは出ているようです。イネカラバエの被害が、例年より全体的に多いようです。畦畔近くがもっとも多いですが、全面の圃場も一部見られます。イナゴは、異常発生しています。好天で、成育がこれほど早いと・・・カメムシの発生も心配です。はえぬき等の、これから出穂する稲ですが・・・水不足になってきており潅漑水確保が問題になってきています。」

稲を前に時間を忘れて話し込む

○8月9日(月) 
・ 猛暑で雨のない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯1の福島、地帯3の角館・本荘、地帯4の三戸、地帯5の大曲・横手・湯沢・酒田・狩川。また秋田では平均気温が30度を超す。
・ 午前11時現在、山形県酒田で気温が35度を超える。
・ 午後0時現在、青森県三戸、秋田県大館・角館、山形県酒田で気温が35度を超える。
・ 午後1時現在、青森県三戸、秋田県大館・鹿角・阿仁合・角館・大曲・横手・湯沢、山形県狩川・鶴岡で気温が35度を超える。
・ 午後2時現在、青森県三戸、秋田県大館・鹿角・阿仁合・角館・大曲・横手・湯沢、山形県狩川・鶴岡で気温が35度を超える。
・ 午後3時現在、青森県三戸・五所川原、秋田県大館・鹿角・阿仁合・角館・大曲・横手・湯沢、山形県鶴岡で気温が35度を超える。
・ 午後4時現在、秋田県鹿角・角館・大曲で気温が35度を超える。
・ 午後5時現在、気温が35度を超える地点はなくなる。
・ 500hPa高度場の予測によると、太平洋高気圧は徐々に勢力を弱め、12日頃は循環場がやや変わってくる予想となっている。
・ 週間予報支援図(8日)によると、11日頃から北の高気圧が優勢となる予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(8日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。
・ 福島県の「コシヒカリ」が出穂期に入り始めたものと推定される。
・ 秋田県の「あきたこまち」のほとんどが乳熟期に達したものと推定される。この異常な高温の影響が心配される。
・ 青森県・岩手県・宮城県・福島県の発育情報を登熟期のものに改訂する。


○8月10日(火) 
・ 猛暑で雨のない状態が続く。昨日、最高気温が35度を超えた地点は、地帯1の阿仁合、地帯2の五所川原・弘前、地帯3の大館・角館、地帯4の三戸・鹿角、地帯5の大曲・横手・湯沢・酒田・鶴岡・狩川。また五所川原・弘前・能代・大館・秋田・角館・鹿角・大曲・横手・酒田・鶴岡・狩川では平均気温が30度を超す。
・ 午後0時現在、秋田県大館・鹿角で気温が35度を超える。
・ 午後1時現在、秋田県秋田・大館・鹿角・阿仁合・角館・横手・本荘、山形県酒田で気温が35度を超える。青森県太平洋側・宮城県・福島県は海風の影響で気温が30度以下となる。下北半島の小田野沢はやませの先端に位置し、気温が25度以下となる。
・ 午後2時現在、秋田県秋田・大館・鹿角・阿仁合・角館・大曲・横手・本荘で気温が35度を超える。
・ 午後3時現在、青森県青森、秋田県大館・鹿角・阿仁合・角館・大曲で気温が35度を超える。
・ 午後4時現在、秋田県大館・鹿角・阿仁合・角館・大曲で気温が35度を超える。
・ 午後5時現在、気温が35度を超える地点はなくなる。
・ 500hPa高度場の予測によると、太平洋高気圧は徐々に勢力を弱め、日本付近は低圧部となり北からの高気圧の影響を受けやすくなる予想。
・ 週間予報支援図(9日)によると、偏西風の流れは今後徐々に南下する予想。
・ 週間予報参考資料の地上気圧配置(9日)によると、12日以降高気圧の中心が北に偏り、オホーツク海付近に中心をもつ予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(9日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 鶴岡のモニターの「ひとめぼれ」が傾穂期、最上町のモニターの「はえぬき」が出穂期にそれぞれ達する。
・ 青森県五所川原・鰺ヶ沢の「むつほまれ」と三沢の「かけはし」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「かけはし」が糊熟期に達する。
・ 青森県から稲作指導情報第9号がメールで届く。
・ 仙台管区気象台の予報官から、少雨と高温に関する情報を出したいとのメールが届く。
内容は次の通り。
『少雨と高温に関する東北地方気象情報 第4号』平成11年8月10日16時00分仙台管区気象台発表
「東北地方は、7月下旬から雨の少ない状態となっており、7月31日以降はほとんど雨が降っていません。向こう1週間も、にわか雨の降るところはありますがおおむね晴れて、雨の少ない状態が続きますので、水の管理には注意して下さい。また、日本海側や内陸部は7月24日頃から厳しい暑さとなっており、今後3、4日は続く見込みですので、熱射病や日射病、農作物、家畜等の管理に注意して下さい。」
・ 岩手県種市のモニターから、午後5時半に「やませ」が来たとのメールが届く。


 
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○8月11日(水) 
・ 猛暑で雨のない状態が続く。昨日、最高気温が35度を超えた地点は、地帯1の阿仁合、地帯3の大館・角館・本荘、地帯4の青森・鹿角、地帯5の大曲・横手・酒田。
・ アメダスデータ作成システムに一部トラブルが発生する。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(9日)によると、日本の東海域の水温はまた平年より著しく高く、またその範囲も広がり始める。日本海も平年より著しく高くなる。一方、九州・四国の南海域の水温は平年より低い状態が続く。
・ 500hPa高度場の予測によると、今後太平洋高気圧は南から日本付近を覆う予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(10日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 生育作柄診断試験区の「あきたこまち」「じょうでき」「ゆめさんさ」が傾穂期に達する。「コシヒカリ」に走り穂が観察される。
・ 青森県青森・十和田の「むつほまれ」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 秋田県の「あきたこまち」はほとんどが乳熟期に入る。
・ 岩手県の県北・沿岸部の「かけはし」と県南の「ひとめぼれ」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 宮城県の「ひとめぼれ」「ササニシキ」はほとんどが乳熟期に入る。
・ 山形県平坦部の「はえぬき」が乳熟期に入る。
・ 福島県の「コシヒカリ」がほぼ全域で出穂期に入ったものと推定される。
・ 福島県から羽鳥ダムの水温データが農政局経由で届く。
・ 鶴岡のモニターから生育状況を知らせるメールが届く。
「稲のほうは『ひとめぼれ』は大分傾いてきています。『はえぬき』はようやく傾き始めてきた感じです。お盆前に穂がきれいに出揃うのはなかなか珍しいです。このまま涼しくなれば、きれいな米が期待できるのではと楽しみにしています。」
・ 石巻のモニターから先日の交流会の印象を知らせるメールが届く。
「炎天下の中の交流会ありがとうございました。深水管理の茎の太いイネの姿が印象的でした。」


○8月12日(木) 
・ 猛暑で雨のない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯3の大館、地帯5の横手。
・ 午後0時現在、太平洋側では海風が入り、気温は30度を超えない。青森県小田野沢・六ヶ所、福島県猪苗代では気温が25度を下回る。
・ 午後2時現在、秋田県横手で気温が35度を超える。青森県小田野沢、福島県飯舘では25度を下回る。
・ 午後3時現在、青森県小田野沢、福島県飯舘では25度を下回る。
・ 午後4時現在、青森県小田野沢・六ヶ所、福島県飯舘では25度を下回る。秋田・山形・福島県で積乱雲が発生し、局地的に強い雨がある。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は日本の北にあり、今後太平洋高気圧は南に移動する。
・ 週間予報参考資料の地上気圧配置予想(11日)によると、今後は北高型となり、寒気の南下しやすい状態となる。猛暑は峠を越すか。
・ 明日は、北の高気圧がオホーツク海付近に移動し、日本列島に張り出す予想となっている。やませが来るか。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(11日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 鶴岡のモニターの「はえぬき」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 青森県弘前の「つがるロマン」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 秋田県鹿角の「あきたこまち」が傾穂期に達し、ぼぼ全域で傾穂期から糊熟期にある。
・ 岩手県盛岡の「あきたこまち」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 宮城県鹿島台の「ササニシキ」が傾穂期に達し、ほぼ全域で傾穂期から糊熟期にある。
・ 山形県新庄の「どまんなか」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 福島県全域で「コシヒカリ」が出穂期を迎えた。
・ 生育作柄診断試験区の「コシヒカリ」が出穂を始める。
・ 石川県の普及センター職員からあるもち米品種の耐冷性の問い合わせがある。ある海岸沿いの集落に局所的に水稲の穂の上部に不稔が発生したとのこと。この間の気象経過から低温による不稔とは考えられないので、高温による不稔の可能性があるため、気象データを再検討するようお願いする。
・ 種市のモニターから、ハウスのホウレンソウが収穫できないでいると嘆きのメールが届く。
・ 宮城県岩出山町のモニターから水稲の生育状況を知らせるメールが届く。
「現在今期二回目の無人ヘリ防除作業を行っております。ひとめぼれ、まなむすめ、ササニシキはほぼ穂ぞろいしており、毎日暑い日が続き作業が大変です。過燐酸石灰を施用した田んぼは稲の開花期が大変良く揃い、猛暑でも元気な生育を示しております。生育量に関しては、ほかの栽培の稲と比較して乾物重量が多いように思います。茎が太く硬く穂が長いと思います。今年は早いもので9月10日ころから稲刈りが出来そうです。」


○8月13日(金) 生育作柄診断試験区の「コシヒカリ」出穂
・ 猛暑はおさまり、局地的な豪雨がある。最高気温が35度を超えた地点は、地帯5の横手のみとなる。秋田・猪苗代では50ミリを超える降雨があった。
・ 宮城県・山形県を中心に局地的な強い雨がある。
・ アメダスデータ処理システムにトラブル発生。昨日の監視地点の実況データが作成されなかった。復旧を依頼する。
・ 気象衛星ひまわりの画像が午前9時から止まる。受信システムが雷などでトラブル発生か。
・ 500hPa高度場の予測によると、日本付近は低圧部となり、今後北の高気圧の影響を受けやすくなる。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(12日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。
・ 松山町のモニターの「ひとめぼれ」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 青森県むつの「かけはし」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「どまんなか」が傾穂期に、「コシヒカリ」が出穂期にそれぞれ達する(写真参照)。コシヒカリの出穂期は昨年より8日早い。
・ 岩手県から生育情報、監視地点の出穂期のデータが届く。モデルによる予測ほぼ一致する。
・ 青森県から監視地点の出穂期のデータが届く。モデルによる予測ほぼ一致する。
・ 仙台管区気象台予報官から1か月予報の解説がメールで届く。予報内容では、これからぐずついた天気が続く見込み。熱帯性低気圧が今後とも大雨を降らせる可能性がある。
・ 最上町のモニターから近況がメールで届く。
「『はえぬき』は8月9日が出穂期でした。葉齢は14枚が約7割、15枚が約3割。完全な穂揃いまではいっていませんので、正式な生育量調査は後に『あきたこまち』と共にお知らせします。庄内では、大雨洪水注意報が夕方に出ていましたが、最上町では多少の雨しか降っていません。依然、潅漑水が不足の状態です。町内の一部分では、田圃にヒビが入り水が細部まで行き渡らない所もあるようです。」

折り返し地点に到達する

○8月14日(土) 早期警戒情報第18号
・ 猛暑はおさまる。気温が35度を超えた地点はなくなる。一方、局地的な豪雨があり、山形県肘折・尾花沢では100ミリ前後の雨量を観測する。宮城県でも80ミリ前後の降雨の地点がある。
・ 熱帯性低気圧の影響で宮城・山形・福島県は局地的な強い雨がある。太平洋側は東からの海風の影響で気温はやや下がる。
・ 早期警戒情報第18号を作成する。
・ 500hPa高度場の予測によると、日本付近は低圧部となり、今後北の高気圧の影響を受けやすくなる。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(13日)によると、全域で日射量が多い状態が続くが、宮城県全域と福島県中通りで日射量がやや不足する状態になる。
・ 最上町と久慈のモニターの「あきたこまち」「かけはし」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 青森県黒石の「つがるロマン」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 秋田県秋田の「あきたこまち」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県宮古の「あきたこまち」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 山形県酒田の「はえぬき」が糊熟期、尾花沢の「どまんなか」が傾穂期にそれぞれ達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「むつほまれ」が糊熟期に達する。


○8月15日(日) 
・ 昨日は宮城県・福島県では局地的に大雨となる。太平洋側では海風が入り、気温は30度を超えなかった。
・ 500hPa高度場の予測によると、盆明け頃から再び太平洋高気圧が張り出す予想となっている。
・ 宮城県松山町のモニターOT氏の「ひとめぼれ」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「おきにいり」「ひとめぼれ」「ササニシキ」が傾穂期に、「つがるロマン」が糊熟期にそれぞれ達する。
・ 秋田県能代・角館・大曲・横手の「あきたこまち」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 山形県鶴岡の「はえぬき」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 松山町のモニターから傾穂期を知らせるメールが届く。
「先日は大変ありがとうございました。涼しいお盆です。調査圃の傾穂期は今日(14日)だと思います。あらためて稲を見ると深水の効果が分かりました。茎が太いのと、無効分けつがないので、枯れ葉がなく茎が根元から青く活力のある稲に見えます。特に、調査圃の隣の「蔵の華」は日増しに傾穂してきて、見た感じ重そうで期待できそうです。刈り取りが楽しみです。」


○8月16日(月) 
・ 昨日は宮城県を中心に豪雨となる。降水量は仙台110ミリ、大衡97ミリ、古川80ミリを記録する。気温は海風の影響で太平洋側では上がらなかった。
・ 午後2時現在、気温は秋田県横手で35度を超える。海風の影響により太平洋側では30度を超えない地点が多い。
・ 午後3時現在、気温が35度を超える地点はなくなる。
・ 500hPa高度場の予測によると、東北は高気圧に覆われる予想となっている。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(15日)によると、全域で日射量が多い状態が続くが、宮城県全域、福島県中通り、岩手県沿岸部で日射量がやや不足する状態になる。
・ 秋田県湯沢の「あきたこまち」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 山形県狩川・山形の「はえぬき」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 福島県白河の「ひとめぼれ」が傾穂期に達したものと推定される。
・ アクセス件数は1月1日から積算して1万件を超す。


○8月17日(火) 
・ 昨日は猛暑が戻り、北東北を中心に降雨のない状態が長く続く。秋田県横手では最高気温が35度を記録する。
・ オホーツク海の低気圧が急速に発達し、西風が優勢となる。晴天の続いていた日本海側に雲がかかり、今まで日射のなかった太平洋側で晴天となる。
・ 午後2時現在、気温は青森県三戸で35度を超す。山形県酒田・鶴岡で雨が降り出す。
・ 午後3時現在、気温が35度を超す地点はなくなる。寒冷前線が南下を始め、明日には前線が青森県付近まで下がる予想。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(14日)によると、本州の東海域と日本海にある平年より水温の高い地域はやや低くなり始めるが、依然として著しく高い状態が続く。一方、北米西海岸沖の平年より低かった地域は反対に高くなり始める。
・ 500hPa高度場の予測によると、東北は21日頃までは太平洋高気圧に覆われる予想となっている。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(16日)によると、日本海側を中心に日射量が多い状態が続くが、宮城県全域、岩手県南部と沿岸部、青森県下北半島で日射量がやや不足する状態になる。
・ 鶴岡のモニターの「ひとめぼれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 青森県五所川原・三戸の「むつほまれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県大館・大潟の「あきたこまち」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 宮城県築館・米山・仙台の「ひとめぼれ」「ササニシキ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 福島県会津若松の「コシヒカリ」が傾穂期(乳熟始め)に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「あきたこまち」が糊熟期(昨年より12日早い)に、「はえぬき」が傾穂期(昨年より7日早い)にそれぞれ達する。


○8月18日(水) 
・ 昨日は猛暑が戻り、北東北を中心に降雨のない状態が長く続く。青森県三戸では最高気温が35度を記録する。
・ 午後0時現在、気温は福島で35度を超す。
・ 午後1時現在、気温は福島県喜多方・若松で35度を超す。
・ 午後2時現在、気温は岩手県一関、福島県喜多方・若松で35度を超す。
・ 午後3時現在、気温は岩手県一関、福島県喜多方・若松で35度を超す。
・ 午後4時現在、気温が35度を超す地点はなくなる。
・ 500hPa高度場の予測によると、東北は今後とも太平洋高気圧に覆われる予想となっている。
・ 週間予報参考資料(17日)によると、秋雨前線が今後北海道付近に停滞する予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(17日)によると、岩手県沿岸南部で日射量がやや不足する状態になる。
・ 青森県鰺ヶ沢の「むつほまれ」が傾穂期に入ったものと推定される。
・ 山形県米沢の「はえぬき」が糊熟期に入ったものと推定される。
・ 福島県相馬・二本松・船引・浪江の「コシヒカリ」、猪苗代の「初星」が傾穂期に入ったものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「かけはし」が黄熟期(約5割の籾が成熟)、「じょうでき」「ゆめさんさ」が糊熟期にそれぞれ達する。「かけはし」は11日、「じょうでき」「ゆめさんさ」は13日昨年より早い。
・ 生育が昨年に比べて著しく進んでいるので、試験圃場の現場関係者に収穫の準備を早めにするように依頼する。
・ 大曲にある水田利用部の稲の生育状況を栽培生理研究室長に問い合わせる。登熟はかなり進んでいるようだ。
・ 東北農政局の担当官と、監視地点の登熟の進み方と適期収穫に関して情報交換を行う。
・ 東北農政局から水温データが届く。


○8月19日(木) 穂数調査
・ 昨日は猛暑が戻り、岩手県一関、福島県福島・喜多方・若松では最高気温が35度を記録する。北東北は雨のない状態が長く続く。
・ 午後0時現在、気温は秋田県阿仁合で35度を超す。
・ 午後1時現在、気温は秋田県阿仁合・横手で35度を超す。
・ 午後2時現在、気温は秋田県角館・横手で35度を超す。一方、青森県むつ・小田野沢・六ヶ所・三沢では25度を下回る。
・ 午後3時現在、気温は秋田県横手で35度を超す。一方、青森県むつ・小田野沢・六ヶ所・三沢では25度を下回る。
・ 午後4時現在、気温は秋田県横手で35度を超す。
・ 台風10号が南海上で発生する。
・ 午後5時現在、気温が35度を超す地点はなくなる。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(17日)によると、日本東海上の海面水温が平年より著しく高い領域が南と日本近海からその面積を減らす。北に偏って居座った太平洋高気圧も徐々に勢力を弱め、大気の循環場がそろそろ変わるか。
・ 500hPa高度場の予測によると、東北は23日頃までは太平洋高気圧に覆われる予想となっている。
・ 週間予報支援図(18日)によると、偏西風は23日頃から日本付近で大きく蛇行し、寒気が北日本上空に入る予想。
・ 週間予報参考資料の地上気圧配置(18日)によると、23日頃からオホーツク海に中心をもつ高気圧に覆われる予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(18日)によると、日射量がほぼ全域で豊富となる。
・ 青森県青森の「むつほまれ」、三沢の「かけはし」が糊熟期に入ったものと推定される。
・ 秋田県阿仁合の「あきたこまち」が糊熟期に入ったものと推定される。
・ 岩手県若柳・江刺の「ひとめぼれ」が糊熟期に入ったものと推定される。
・ 宮城県古川・石巻・亘理の「ササニシキ」「ひとめぼれ」が糊熟期に入ったものと推定される。
・ 福島県石川・東白川の「コシヒカリ」が傾穂期に入ったものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の穂数調査を行う。「むすほまれ」「つがるロマン」「あきたこまち」の穂先端の生育の早い穎果は色づき始める。


○8月20日(金) 
・ 猛暑が続く。昨日の気温は秋田県阿仁合・角館・横手で35度を超えた。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は北日本付近では東西流となる予想。
・ 週間予報支援図(19日)によると、偏西風は23日頃から日本付近で大きく蛇行し、寒気が北日本上空に入る予想。
・ 週間予報参考資料の地上気圧配置(19日)によると、23日頃からオホーツク海に中心をもつ高気圧に覆われる予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(19日)によると、日射量がほぼ全域で豊富となる。
・ 鶴岡のモニターの「はえぬき」が糊熟期、最上町のモニターの「はえぬき」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 青森県弘前の「つがるロマン」、十和田の「むつほまれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県秋田の「あきたこまち」が黄熟期(籾の約50%が黄化する)に近づいたものと推定される。
・ 岩手県軽米・久慈・岩手松尾の「かけはし」、盛岡の「あきたこまち」、一関の「ひとめぼれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 宮城県鹿島台の「ササニシキ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 山形県楯岡の「はえぬき」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 福島県飯舘・小名浜の「コシヒカリ」が傾穂期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「どまんなか」が糊熟期に入る。
・ 仙台管区気象台から1か月予報の解説がメールで届く。今後とも気温は高い傾向とのこと。収穫時期が早まる可能性がさらに高くなる。
・ 最上町のモニターから生育状況を知らせるメールが届く。
「あきたこまちは、ほとんど傾穂しています。はえぬきは、遅れ穂が出ていまして、今だ花盛りです。13日の大雨で、水不足が回復しまして間断潅水しています。いもちの心配は今のところ有りませんが、害虫は多いようです。」
・ 岩出山町のモニターから生育状況を知らせるメールが届く。
「稲は早いものはすでお米の形が出来て、黄金色になっているものも見られます。過燐酸石灰を散布した田んぼはいっせいに花が咲き、一斉に傾穂しています。もうすでに、田の水をおろし、稲刈りの準備にはいりつつあります。刈り取りは予定では9月12日から始まる予定です。」
・ 鶴岡のモニターから生育状況を知らせるメールが届く。
「稲の穂は大分傾いてきて、収穫時期の心配を始めています。今年は9月の15日には稲刈りが始まっているのではないでしょうか。稲刈りの頃には毎日ぐずついた天気になるかと心配です。」
・ 開設以来のアクセス数が33,000件を超える。


 
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○8月21日(土) 早期警戒情報第19号
・ 猛暑が続く。昨日の気温は青森県三沢・三戸で35度を超えた。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は北日本付近では東西流となる予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(20日)によると、日射量がほぼ全域で豊富となる。
・ 青森県八戸の「むつほまれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県横手の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県千厩の「ひとめぼれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 山形県長井の「はえぬき」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 早期警戒情報第19号を作成する。特記事項として、収穫時期が著しく早まることから、良質米確保のため収穫準備を早めることを指摘する。


○8月22日(日) 
・ 猛暑はややおさまるが、気温は平年よりかなり高く推移する。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は北日本付近では東西流となる予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(21日)によると、日射量がほぼ全域で豊富となる。
・ 松山町のモニターの「ひとめぼれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 青森県むつの「かけはし」、蟹田の「むつほまれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県能代・角館・大曲の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 山形県尾花沢の「どまんなか」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 福島県郡山・川内の「コシヒカリ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「むつほまれ」「つがるロマン」が昨年より15日早く黄熟期に、「おきにいり」は昨年より11日早く糊熟期に達する。
・ 鶴岡・最上・岩出山・松山のモニターの方々と、25、26日の訪問日程を調整する。


○8月23日(月) 
・ 猛暑はややおさまるが、気温は平年よりかなり高く推移する。盛岡では久しぶりの降雨がある。
・ 前線が東北北部を通過し、日本海側を中心にまとまった降雨がある。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は26日頃から大きく蛇行する予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(22日)によると、日射量がほぼ全域で豊富となる。
・ 最上町モニターの「あきたこまち」、久慈の「かけはし」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 青森県六ヶ所の「かけはし」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県宮古の「あきたこまち」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 山形県山形の「はえぬき」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 福島県福島の「コシヒカリ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「ひとめぼれ」「ササニシキ」が昨年より12〜14日早く糊熟期に達する。
・ 仙台管区気象台予報官から、3か月予報の解説がメールで届く。9月の気温も高い予想となっている。収穫時期が確実に早くなる見込みだ。


○8月24日(火) 岩手県農業気象協議会
・ 太平洋側南部で気温が30度を超す。福島の平均気温は30.4度を記録する。福島県東白川では80ミリを超す強い雨がある。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は今後東西流となる予想。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(21日)によると、日本列島の東海上にある平年より高い領域には変化が見られない。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(23日)によると、山間部を中心に日射量不足の傾向が現れる。
・ 鶴岡のモニターの「ひとめぼれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 青森県三戸の「むつほまれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県大館・大潟・本荘・湯沢の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 宮城県築館・米山・仙台の「ひとめぼれ」「ササニシキ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 福島県若松の「コシヒカリ」と白河の「ひとめぼれ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「かけはし」が成熟期に達する。昨年より18日早い。
・ 岩手県農業気象協議会に出席する。水稲の生育は予測通り登熟がかなり早まっているようだ。いもち病の発生はほとんどなく、カメムシ類の発生量が平年より多くなっているとのこと。
・ 山形県最上町のモニターから生育状況を知らせるメールが届く。
「こちら(集落内)の水稲の生育状況は、”はなの舞”と”里のうた”は色付き始めている様です。それに、やや遅れた登塾状況が“ヒメノモチ”です。“あきたこまち”は、ほぼ100%近く傾穂しています。“はえぬき”は、傾穂率40%でしょうか?“ひとめぼれ”は、“はえぬき”より1〜2日早く出穂しまして、80%近く傾穂しています。」
・ 明日温度計を回収にいく鶴岡のモニターから、枝豆の収穫・調整の最盛期のため時間がとれないとのメールが届く。残念だが、収穫期にお邪魔することにする。


○8月25日(水) 登熟状況の実態調査
・ 昨日は北部を中心に気温が下がる。低気圧の通過に伴い広範囲でまとまった降雨があり、秋田県本荘では100ミリを超える。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は月末頃から南北に蛇行する予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(24日)によると、秋田県・山形県の内陸部でやや日射量不足の傾向が現れる。
・ 青森県五所川原の「むつほまれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 山形県米沢の「はえぬき」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「あきたこまち」「ゆめさんさ」が黄熟期に達する。
・ 穂の発育予測情報の適正を評価するために、登熟状況の実態調査を実施する。車窓からの観察とモニター圃場で評価する。岩手県盛岡・紫波・北上、秋田県横手・平鹿・本荘、山形県遊佐・酒田・余目・藤島・鶴岡・狩川と回る。見て歩いた範囲内では、各地点を概観する穂の発育情報としては、十分な指標となるものと判定された。
・ 鶴岡のもモニター圃場に設置した温度計を回収する。枝豆の収穫調整で忙しくて会えないと思っていたモニターご夫妻が作業中に車で飛んできた。稲の生育のこと、枝豆のことなど15分間程度楽しく歓談することができた。モニターの「はえぬき」「ひとめぼれ」とも良好な作柄が期待できる。特に「ひとめぼれ」の出来は最高に近いものだ。登熟ステージも予測とほぼ一致する。出来秋が楽しみである。
・ 秋田県と山形県の多収地帯を見てきたが、作柄はすばらしい。倒伏もいもち病の発生もほとんどないといって良い。


○8月26日(木) 登熟状況の実態調査
・昨日の平均気温は青森県六ヶ所、岩手県軽米で20度を下回る。
・穂の発育予測情報の適正を評価するために、登熟状況の実態調査を実施する。車窓からの観察とモニター圃場で評価する。山形県新庄・最上、宮城県岩出山・古川・松山・築館、岩手県一関・若柳・江刺と回る。穂の発育予測は各地点の登熟状況を適正に判定していた。
・ 岩出山町のモニターを訪問し、過燐酸石灰を施用した稲を見せていただく。今年の気象条件で他の稲とは際だった違いは現れていないが、茎葉の姿はやはり異なる。
・ 松山町のモニターにお会いして、水稲の生育状況や稲を見せていただく。収量が10俵を超えるような圃場もあり、出来秋が楽しみである。モニターの圃場の登熟状況も予測していたとおりであった。モニターの一人は収穫始めが例年より2週間以上早く可能なことに驚いている。

予想通りだ−黄金色に輝く横手の稲

○8月27日(金) 東北農政局作柄概況を発表(8月15日現在)
・ 昨日の気温は平年並みに近づく。
・ 秋雨前線が東北南部にあり、南部を中心に雨となる。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は月末頃から南北に蛇行し、北の高気圧の影響を受ける予想。
・ NOAAの海面水温平年偏差図(24日)によると、日本東海上にある平年より海面水温が高い領域は依然として存在し、さらに平年との差はさらに大きくなる傾向が見られる。
・ 週間予報参考資料の地上気圧配置の予測(26日)によると、今後太平洋高気圧が西日本を覆い、北日本は低気圧と高気圧が交互に通過する予想となっている。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(26日)によると、青森県・秋田県岩手県でやや日射量不足の傾向が現れる。
・ 鶴岡のモニターの「はえぬき」が黄熟期に達する。
・ 青森県青森・鰺ヶ沢の「むつほまれ」、三沢の「かけはし」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県若柳・江刺・一関の「ひとめぼれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 宮城県古川・石巻・亘理の「ひとめぼれ」「ササニシキ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 福島県相馬・喜多方・浪江・東白川の「コシヒカリ」、猪苗代の「初星」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 生育作柄診断試験区の「じょうでき」が黄熟期に達する。昨年より15日早い。
・ 東北農政局から、生育がかなり早まっているため、適期刈り取りと品質管理に関する技術指導対策を各県に依頼したとの連絡が届く。
・ 福島県農業試験場から稲作情報がメールで届く。
・ 松山町のモニターに最終穂数調査結果をまとめてメールでお送りする。
・ 東北農政局から8月15日現在の作柄概況が発表される。東北全体では「105」のやや良、青森県103,岩手県107,宮城県106、秋田・山形両県104、福島県105。作柄表示地帯別にみると、太平洋側の多くの地帯で106を超す。冷害に苦しめられている地帯ほど作況指数は良い。


○8月28日(土) 早期警戒情報第20号
・ 気温は全般的に下がる。平均気温は地帯1の遠野、地帯3の肘折、地帯6の軽米・宮古・飯舘で20度を下回る。降雨は南部を中心にまとまってある。
・ 500hPa高度場の予測によると、偏西風は月末頃から南北に蛇行し、北の高気圧の影響を受けるが、太平洋高気圧が徐々に北に張り出す予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(27日)によると、岩手県・秋田県南部・山形県沿岸部でやや日射量不足の傾向が現れる。
・ 青森県弘前の「つがるロマン」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県秋田の「あきたこまち」が成熟期に、阿仁合の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県盛岡の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 宮城県大衡の「ササニシキ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 山形県肘折の「どまんなか」が糊熟期に、楯岡の「はえぬき」が黄熟期にそれぞれ達したものと推定される。
・ 福島県船引・石川・小名浜の「コシヒカリ」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 早期警戒情報第20号を作成する。成熟期がかなり早まることを指摘する。
・ 水管理試験区の水温測定を終了する。


○8月29日(日) 
・ 気温は全般的に下がる。平均気温は地帯1の遠野・一関、地帯2の紫波、地帯3の肘折、地帯4の雫石、地帯6の軽米、地帯7の若柳・江刺で20度を下回る。降雨は中部を中心にまとまってある。鶴岡と狩川では70ミリ以上の降雨があり、倒伏が心配される。
・ 500hPa高度場の予測によると、低気圧と高気圧が交互に通過する予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(28日)によると、岩手県中南部で強度の日射量不足の傾向が現れる。
・ 最上町のモニターの「はえぬき」が糊熟期に達したものと推定される。
・ 青森県十和田の「むつほまれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県北部と沿岸部の「かけはし」と北上・千厩の「ひとめぼれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 鶴岡で強い雨があったため、モニターに倒伏の発生について問い合わせる。


○8月30日(月) 
・ 気温は全般的に低い状態が続く。平均気温は地帯1の岩手松尾・遠野、地帯2の盛岡・紫波、地帯4の十和田・八戸・三戸・雫石、地帯6の軽米で20度を下回る。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(29日)によると、岩手県・秋田県南部・山形県沿岸部でやや日射量不足の傾向が現れる。
・ 松山町のモニターの「ひとめぼれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 青森県八戸の「むつほまれ」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県鹿角の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 岩手県宮古・遠野の「あきたこまち」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 山形県酒田・鶴岡の「はえぬき」が成熟期に達したものと推定される。
・ 生育・作柄診断試験区の登熟の進み方はこのところの低温で鈍る。
・ 東北農政局の担当官に、監視地点の穂のサンプル提供を各県に依頼するようにお願いする。
・ 鶴岡のモニターから倒伏について返信メールがある。
「昨日の雨は本当に強かったです。それに少々風も加わり稲には厳しい天気でした。はえぬきは何もなかったかのような姿ですが、ひとめぼれは少々傾いてきています。しかし部分的なものですから心配ないと思います。」


○8月31日(火) 
・ 気温は全般的に低い状態が続く。平均気温は地帯1の遠野、地帯3の肘折、地帯6の軽米・宮古・飯舘で20度を下回る。
・ 500hPa高度場の予測によると、今後太平洋高気圧が東北南部まで張り出す予想。
・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(30日)によると、青森県太平洋側、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県中通り・浜通りでやや日射量不足の傾向が現れる。特に岩手県中部は強度の日射量不足となる。
・ 青森県蟹田の「むつほまれ」、黒石の「つがるロマン」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 秋田県能代・横手の「あきたこまち」が成熟期に達したものと推定される。
・ 山形県尾花沢の「どまんなか」が黄熟期に達したものと推定される。
・ 福島県福島の「コシヒカリ」が黄熟期に、飯舘の「コシヒカリ」が糊熟期にそれぞれ達したものと推定される。
・ 宮城県亘理町の友人から、生育状況を知らせるメールが届く。
「今のところ倒伏も無く順調に登熟しているように見えます。籾の黄化もだいぶ進み、籾殻を剥いてみると硬い米粒になっているものが多くなっています。ざっと見たところ粒張りも良さそうです。8月23日に田の畦を切って落水しました。刈取りは9月15日頃からを予定しています。好天であることを期待したいものです。」



 
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