この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。
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・ 猛暑が続く。地帯1の一関・福島、地帯3の米沢、地帯5の鶴岡・山形・喜多方・若松、地帯6の宮古・飯舘、地帯7の若柳では最高気温が35度を超える。 ・ 500hPa高度場の予測によると、5日までは太平洋高気圧に覆われる可能性が高い。 ・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(31日)によると、ほぼ全域で日射量が多い状態が続く。 ・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。 ・ 青森県鰺ヶ沢・三戸の「むつほまれ」が出穂期に達したと推定される。 ・ 秋田県大潟・湯沢の「あきたこまち」が出穂期に達したと推定される。 ・ 宮城県古川・石巻の「ササニシキ」、亘理の「ひとめぼれ」と白石の「まなむすめ」が出穂期に達したと推定される。 ・ 山形県狩川の「はえぬき」が出穂期に達したと推定される。 ・ 快晴が期待できるため、岩手県湯田町の葉いもち発生圃場に分光計測に行く。事前に現場を下見した小林さんが現場について唖然とする。刈り取った方が良いと思っていた発生圃場は見事によみがえり、穂ばらみ期に達していた。この好天と防除の徹底で研究材料は消え失せ、農家の笑顔が撲滅への執念を物語る。防除作業を邪魔しないように早々に退散する(写真)。 ・ 最上町のモニターから生育状況を知らせる次のようなメールが届く。 「まだ出穂期とまではいかないようです。走り穂の状態です。昨日、出がけにかけ流し状態にしていきました。はえぬきは、間断潅水しています。平年は、あきたこまちが8/6で、はえぬきは8/12頃なのですが4日前後は早いようです。ヒメノモチは、出穂期になっています(7/30)。あきたこまちは、8/1〜2頃でしょうか? はえぬきの、葉耳間長は1〜3cmです。穂肥は、あきたこまちで20日前、はえぬきで25日前の予定だったのですが・・・5日前後 結果的に遅れたようですね。穂長は、やや長いような感じです。詳しくは、坪刈りしてから分解調査結果をお知らせします。いもち病ですが、中山間の風通しの悪い圃場で出ていると聞いています。私のところでは、今のところ心配有りません。イナゴとニカメイ虫の被害は、広範囲で出ているようです。また、集落内のはなの舞では、イネカラバエの被害穂が多く見られます。」 |
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・ 猛暑で雨のない状態が続く。最高気温が35度を超えた地点は、地帯1の福島、地帯3の大館・秋田・角館・本荘、地帯4の三戸、地帯5の横手・酒田・鶴岡・山形。また秋田・酒田では平均気温が30度を超す。 ・ 500hPa高度場の予測によると、太平洋高気圧は徐々に勢力を弱め、12日頃は循環場がやや変わってくる予想となっている。 ・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(6日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。 ・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。 ・ 福島県の福島・若松・郡山の「コシヒカリ」が出穂期に達したと推定される。 ・ 秋田県の「あきたこまち」は乳熟期に入り始める。 ・ NOAAの海面水温平年偏差図(7日)によると、日本東海上の平年より海面水温が著しく高い地域が南から徐々に狭くなり始める。一方、南米西の赤道付近の海面水温は部分的に高くなる傾向がみられる。 ・ 松山町・石巻市のモニター交流会が松山町で行われた。松山町のモニター4人と石巻の3人、本プロジェクトの推進リーダーの地域基盤研究部長、神田君と3人で参加する。モニターの自慢の水稲を観察しながら、栽培技術や経営などに関する意見交換を行う。 ・ 最上町のモニターから近況のメールが届く。 「あきたこまちの出穂期は、8月2日でした。はえぬきは、8月6日に走り穂していました。出穂期は、8月9〜10日頃でしょうか? 葉いもち病は発病圃場が少ないですが、葉色が濃いところでは出ているようです。イネカラバエの被害が、例年より全体的に多いようです。畦畔近くがもっとも多いですが、全面の圃場も一部見られます。イナゴは、異常発生しています。好天で、成育がこれほど早いと・・・カメムシの発生も心配です。はえぬき等の、これから出穂する稲ですが・・・水不足になってきており潅漑水確保が問題になってきています。」 |
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・ 猛暑はおさまり、局地的な豪雨がある。最高気温が35度を超えた地点は、地帯5の横手のみとなる。秋田・猪苗代では50ミリを超える降雨があった。 ・ 宮城県・山形県を中心に局地的な強い雨がある。 ・ アメダスデータ処理システムにトラブル発生。昨日の監視地点の実況データが作成されなかった。復旧を依頼する。 ・ 気象衛星ひまわりの画像が午前9時から止まる。受信システムが雷などでトラブル発生か。 ・ 500hPa高度場の予測によると、日本付近は低圧部となり、今後北の高気圧の影響を受けやすくなる。 ・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(12日)によると、全域で日射量が多い状態が続く。 ・ 松山町のモニターの「ひとめぼれ」が傾穂期に達したものと推定される。 ・ 青森県むつの「かけはし」が傾穂期に達したものと推定される。 ・ 生育作柄診断試験区の「どまんなか」が傾穂期に、「コシヒカリ」が出穂期にそれぞれ達する(写真参照)。コシヒカリの出穂期は昨年より8日早い。 ・ 岩手県から生育情報、監視地点の出穂期のデータが届く。モデルによる予測ほぼ一致する。 ・ 青森県から監視地点の出穂期のデータが届く。モデルによる予測ほぼ一致する。 ・ 仙台管区気象台予報官から1か月予報の解説がメールで届く。予報内容では、これからぐずついた天気が続く見込み。熱帯性低気圧が今後とも大雨を降らせる可能性がある。 ・ 最上町のモニターから近況がメールで届く。 「『はえぬき』は8月9日が出穂期でした。葉齢は14枚が約7割、15枚が約3割。完全な穂揃いまではいっていませんので、正式な生育量調査は後に『あきたこまち』と共にお知らせします。庄内では、大雨洪水注意報が夕方に出ていましたが、最上町では多少の雨しか降っていません。依然、潅漑水が不足の状態です。町内の一部分では、田圃にヒビが入り水が細部まで行き渡らない所もあるようです。」 |
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・昨日の平均気温は青森県六ヶ所、岩手県軽米で20度を下回る。 ・穂の発育予測情報の適正を評価するために、登熟状況の実態調査を実施する。車窓からの観察とモニター圃場で評価する。山形県新庄・最上、宮城県岩出山・古川・松山・築館、岩手県一関・若柳・江刺と回る。穂の発育予測は各地点の登熟状況を適正に判定していた。 ・ 岩出山町のモニターを訪問し、過燐酸石灰を施用した稲を見せていただく。今年の気象条件で他の稲とは際だった違いは現れていないが、茎葉の姿はやはり異なる。 ・ 松山町のモニターにお会いして、水稲の生育状況や稲を見せていただく。収量が10俵を超えるような圃場もあり、出来秋が楽しみである。モニターの圃場の登熟状況も予測していたとおりであった。モニターの一人は収穫始めが例年より2週間以上早く可能なことに驚いている。 |
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