水稲冷害研究チーム
2000年編集長日誌
この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。
3月
−−−−−−−−− 上旬 −−−−−−−−−
○3月1日(水)
【天気概況】
・大陸から移動性高気圧が張り出し、冬型の気圧配置は緩む。
【モニターネットワーク】
・松山町のモニターの質問:「いつも思うのですが日長と季節【温度】は一致しなくおよそ一ヶ月遅れでやってくるように思うのです。・・(後略)」について、仙台管区気象台予報官から回答が届く。
「この件については、朝に編集長日誌を拝見したときから照会がくるかなって思ってました。では回答です。まず、太陽高度と気温の季節変化を考える前に、1日のうちの太陽高度と気温の日変化を考えて見ます。1日のうちで最高気温が現れるのは午後2時頃で、太陽の最も高い時刻より少し遅れています。最低気温も同様に、真夜中より遅れて明け方に現れます。これは、空気には暖まりにくく冷えにくい性質があって、空気が暖まったり冷えたりするまでに少し時間がかかるためです。1年の間でも同様で、太陽の高度が最も高い夏至より1か月程度遅れて気温が最も高くなり、冬至より1か月程度遅れて気温が最も低くなっています。また、春分と秋分の気温差については、結局気温の季節変化が太陽高度の変化と1か月程度ずれているために起きているもので、仙台では平均気温で14度くらいの違いがあります。以上ですが、仙台管区気象台には天気相談所(電話022-297-8104)があって、このような質問にも博識のベテラン予報官が懇切丁寧に答えてくれます。ぜひご利用下さい。今回もその予報官のお世話になりました。」
・場内の研究者からも回答がある。2つの回答をモニターにメールで届ける。
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(29日)によると、日本列島周辺にある海面水温が平年より著しく高い領域には大きな変化は認められない。熱帯海域も大きな変化はみられない。
【研究活動】
【その他】
○3月2日(木)
【天気概況】
・移動性高気圧が広く張り出し、気温は上がる。盛岡では朝わずかに積雪がある。
【モニターネットワーク】
・最上町のモニターから近況を知らせるメールが届く。
「2月下旬の約1週間は、最近無いぐらいのドカ雪で連日連夜の除雪作業に追われた日々でした。他では、春の気配が近づいているというのに、どうしたもんでしょうか?最上地方では、3/20過ぎから塩水選準備に入りますが・・・、どうもそれまで雪が消えるか心配な状態です。」
・宮城県産業経済部のトップページにリンクを貼っていただく。
【早期警戒活動】
・仙台管区気象台から2月東北地方の天候のまとめと冬のまとめがメールで届く。
・ この冬の特徴は「・暖冬、・1月は記録的な高温、・寒暖の変動が大きい、・東北日本海側の降雪量は平年並」というキーワードで表現される。
・仙台管区気象台の予報官が作成した「確率予報の利用法」をホームページに掲載する。モニターの方々には次のようなメールで感想やご意見をお願いする。
「モニター各位:昨年、深水管理をもし実施するなら、どの程度の経費増が見込まれるかについて、皆様から意見を頂きました。それは仙台管区気象台予報官との共同で「確率予報の利用法」を試みに作成するためでした。本当にありがとうございました。さて、その成果が本日ホームページに掲載されました。図説:気象編の「確率予報の利用法」にあります。是非、一読頂き、感想やご意見を頂きたいのです。予報官の間宮さんが皆さん方のご意見を心待ちにしています。何卒、ご協力お願いいたします。」
【研究活動】
・本日は停電のため、ネットワークが午前中使用できない。
・岩手県岩手松尾の安全作期情報を作成する。稲作立地条件が厳しいことがよくわかる。「かけはし」が適品種となる。
・岩手県北上の安全作期情報を作成する。一関に比較すると、条件はやや不利となる。
・仙台管区気象台予報官が作成した「季節予報の利用法」を図説に掲載する準備を行う。
・東北農政局の関係官から6日に来場され、プロジェクト終了後の早期警戒システムの運営に関して協議を行いたいとのこと。
【その他】
○3月3日(金)
【天気概況】
・移動性高気圧に広く覆われ、気温も上がる。
【モニターネットワーク】
・松山町のモニターからお礼のメールが届く。
「おはようございます。私がこれまで抱いていた疑問に対し、丁寧にしかも明解に御回答いただき有り難うございました。私が、今まで何気なく感じていた事と専門家の皆さんが示してくれた事が一致した部分について正直なところ大変驚いています。真冬の厳寒期でも、ビニールハウスでは日が照り出すと汗ばむくらいの温度になりますが、地球規模となると全く違うのですね。海水は暖まりにくくさめにくい。その結果、沿岸部の最高気温出現期は更に1ケ月位遅れると言うことですが、私も仕事柄先進地の亘理地区の農家に毎年何度か訪問います。梅雨明けの暑いさなか行くのですが内陸の松山町とは全く違う涼しさです。海水温のピークは8〜9月とのことですが、この海水温の高さが1年中で最も雨量が多い9月に雨を降らせるのでしょうか?更に天気予報を聞いていると、沿岸部では冬でも温暖で宮城県の大島では椿の花が早々と咲く便りみみにします。これも沿岸部では寒さのピークがずれこむためでしょうか?以上大変勉強になりました。気象に関してはまだまだ知りたいことがたくさんありますが次の機会にしたいと思います。」
・場内研究者にお礼のメールを転送したところ、次のような回答が帰ってくる。
「いくらかでもお役にたてて、うれしく思います。何かありましたら、またいつでもご連絡下さい。以下のところで、若干のコメントを致しますので、よろしくお取りはからい下さい。
○ 海水は暖まりにくくさめにくい。その結果沿岸部の最高気温出現期は更に1ケ月位遅れると言うことですが、私も仕事柄先進地の亘理地区の農家に毎年何度か訪問います。梅雨明けの暑いさなか行くのですが内陸の松山町とは全く違う涼しさです。
→これは、おっしゃるとおり、梅雨期には海水温がまだ低く、沿岸部がその影響を受けるためです。9月頃以降は陸地の方が温度が低く、海水温の方が温度が高くなるので、沿岸部の方が内陸よりも暖かく感じると思います。
○海水温のピークは8〜9月とのことですが、この海水温の高さが1年中で最も雨量が多い9月に雨を降らせるのでしょうか?
→これは、日本の場合は、秋雨前線と台風に依ります。前線性の降水でいえば梅雨前線の方が多くの降水をもたらすのですが、秋雨前線は台風の北上と絡むので、総量として梅雨期よりも降水量が多くなります。ですので、海水温のピークとはあまり関係ありません。
○更に天気予報を聞いていると沿岸部では冬でも温暖で宮城県の大島では椿の花が早々と咲く便りみみにします。これも沿岸部では寒さのピークがずれこむためでしょうか?
→これは海水温が冬でもそれほど下がらず(海水は冷めにくいので)、内陸よりも冬でも温暖なことによるので、ピークがずれ込むと言うよりは低温の極値が内陸よりも高いことに依ります。」
【早期警戒活動】
【研究活動】
・宮城県築館と白石の発育情報を作成する。
【その他】
○3月4日(土)
【天気概況】
・低気圧が通過し、天気は下り坂。夜に雪か雨となる。
【モニターネットワーク】
・モニターの方が有機農業などに興味があり、関連ホームページを検索する。
【早期警戒活動】
・仙台管区気象台に1か月予報の解説を送っていただくようお願いする。昨日は手違いがあったのか、送付されてこなかった。
【研究活動】
・宮城県築館と白石の発育情報を作成する。
【その他】
○3月5日(日)
【天気概況】
・低気圧が通過し、高気圧に覆われ、天気は回復する。暖かい空気が入り、気温は上がる。
【モニターネットワーク】
・石巻のモニターからメールが届く。
「今朝うぐいすの初なきを観測しました。3月になって急に暖かくなり驚いています。明日の休みを利用してそろそろ、塩水選をはじめようと思います。確率予報の利用法の件一読しました。とても良い企画ですので大いに利用したいと思います。ゆっくり検討して後日連絡します。」
・松山町のモニターから「確率予報の利用法」はゆっくり検討して返事するとのメールが届く。
・管内の普及センターホームページにリンク許可願いのメールを出す。
【早期警戒活動】
・2月下旬の気象表をまとめる。平均気温は平年より1.5度前後低く経過した。
【研究活動】
・秋田県大館と湯沢の安全作期情報を作成する。
【その他】
○3月6日(月)
【天気概況】
・移動性高気圧に覆われ、天気は概ね良好。気温も高い状態が続く。今後寒気の南下が予想されている。
【モニターネットワーク】
・亘理町の友人から「確率予報の利用法」に関する感想が届く。
「・1ヶ月の確率予報を基にコスト/ロスモデルを通して栽培管理実施上の得失分岐点を明示し、あるいは3ヶ月の確率予報を基に圃場毎の作付け品種を決める等、比較的長期の確率予報を水稲栽培者の意思決定を支援する方法と関係付けたことは評価できます。
・コスト/ロスモデルでは地域および圃場・用水の整備状況等によって異なるパラメーターを設定する必要があり、一般の栽培者が活用するに少し煩雑過ぎるように思えます。
・冷害被害の解析例の「被害3」のような状況では用水の温度低下によって深水管理の効果はかなり落ちるのではないでしょうか。
・確率予報は既に実用になり得る程度の精度に達しているようですが、更なる精度向上を望みたいものです。
・蛇足:本コスト/ロスモデルを小生の場合に適用して見たところ、「被害3」の発生確率が30%強以上とならない限り、対策を実施してもペイしないとの結果になりました。」
(ご指摘の通りのところが多い。今後さらなる改良・検討が必要と思う。冷害回避は深水管理だけで回避できるものではなく、基本・応急技術を総合的に操ってはじめて実践できるものである。篤農家の技術にその証左が示される。)
【早期警戒活動】
・仙台管区気象台予報官から1か月予報の解説が届く。メールには、次のようなコメントがある。
・「確率予報の利用法」の掲載どうもありがとうございます。「事務局からのお知らせ」ということで結構大々的に紹介していただいて本当にうれしいです。3月2日、3日に盛岡と青森地方気象台を訪問し、季節予報の技術意見交換会に行って来ました。その際にも確率予報の利用法の説明をしてきましたし、早期警戒システムのホームページの紹介と利用の促進を図るようにお願いしてきました。こうやってホームページでいろいろな方々に紹介していただくのはうちとしても大変助かっています。」なお、今年の暖候期予報は3月13日(月)に発表される予定とある。
・仙台管区気象台の予報官から、以前モニターの質問と場内研究者の回答を捕捉するメールが届く。
「編集長日誌を拝見すると、「海水は暖まりにくくさめにくい。その結果、沿岸部の最高気温出現期は更に1ケ月位遅れる」とあって、ちょっと勘違いのような部分が見られましたので補足説明をさせてください。太陽高度と気温のずれの基本的な原因は、やはり空気が暖まりにくいことによります。海の影響はこれよりはるかに小さくなります。しいていうなら、「海水は暖まりにくくさめにくい。その結果、沿岸部の気候はこの影響で穏やか(気温が高くなりすぎず、低くなりすぎない)になる」といったところでしょうか。
太陽高度と気温の関係は、世界中どこでも1か月程度のずれがあります。これは、海岸沿いであろうが大陸の奥地であろうが変わらず、気温は7月に最も高くなります。では、日本ではなぜ8月が最も高くなるかというと、それは6月から7月にかけての梅雨の影響があって天気が悪いため気温があまりあがらず、結局8月が高くなってしまっているのです。これは、場内の研究者の方も言っておられます。このため、海の影響をあまり受けない内陸の山形や盛岡でも沿岸部と同様8月に気温が最も高くなります。」(有り難い助言を頂き、やはり共同で仕事をする意義が大きいと感謝する。)
【研究活動】
・東北農政局の担当官が来場され、平成13年度以降の運営の仕方について協議する。
・山形県楯岡(地帯5)と米沢(地帯3)の安全作期情報を作成する。内陸盆地だけあって、沿岸部の鶴岡とはかなり異なる。
・早期警戒システムの紹介パンフレットの二校が届く。
【その他】
・岩出山のモニターの知り合いで、液体珪酸肥料を製造している民間の関係者が来室する。
○3月7日(火)
【天気概況】
・寒気を伴った寒冷前線が東北を通過、その後冬型の気圧配置となり日本海側を中心に雪となる。盛岡では朝から湿った雪が降り、積雪は6センチで一面雪景色となる。
【モニターネットワーク】
・岩出山町のモニターからメールが届く。
「私の庭の福寿草も2〜3日前より咲き始め、いよいよ春です。種籾の浸水をはじめました。種蒔きの時期の標準は庭にある藪つばきで判断しております。私の稲作花暦(小松私家版)は次の通りです。
○福寿草咲きはじめ:種籾浸水、○藪つばき:播種、○桜の花の散る頃:田打、○葉桜:代掻き、田植え、○アジサイの咲き始め:珪酸カリ散布、過燐酸石灰散布、○螺子花咲き始め:幼穂形成期、○ねむの木の花満開:穂走り期
以上もっとありますが、代表的なものです。ご参考になればと思います。
(これも先人の知恵といえる。)
・秋田県鷹巣・秋田地域農業改良普及センターよりリンク許可のメールが届く。
・岩手県二戸地域農業改良普及センターからリンク許可が届く。
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(4日)によると、日本近海の海面水温が平年より著しく高い領域に変化は認められない。熱帯赤道域の海面水温にも大きな変化はみられず、依然としてラニーニャ現象が続いている。
【研究活動】
・福島県喜多方と石川の安全作期情報を作成する。
・「早期警戒パンフレット」の第二校を終え、場幹部の校閲を受け了承を得る。
・生育・作柄診断試験区用の種子分譲を関係機関に依頼する。いよいよ稲作シーズンの到来だ。
【その他】
○3月8日(水)
【天気概況】
・冬型が強まり、日本海側を中心に雪となる。盛岡も早朝数センチの積雪がある。今日の雪は軽くて真冬並みのものだ。
【モニターネットワーク】
・秋田県鷹巣・昭和地域農業改良普及センターからリンク許可を頂く。
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(7日)によると、日本近海の水温が著しく高い領域には変化が認められない。熱帯海域も大きな変化はない。
【研究活動】
・公開シンポジウム計画案「先人の知恵に学ぶ−自然を読み、稲と語り、そして心を耕す−」を場内関係者に説明。実行に向けての準備にとりかかる。6月に開催を予定する。
・青森県三沢の安全作期情報を作成する。
【その他】
・アクセス総数が44,000件を超す。
○3月9日(木)
【天気概況】
・冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪となる。
【モニターネットワーク】
・宮城県築館地域農業改良普及センターからリンク許可を頂く。
・秋田県湯沢・大曲地域農業改良普及センターからリンク許可を頂く。
・山形県長井地域農業改良普及センターからリンク許可を頂く。
【早期警戒活動】
【研究活動】
・青森県弘前と鰺ヶ沢の安全作期情報を作成する。
・青森県農業試験場関係者から、シンポジウムに参加を期待している有名な篤農家とその対談相手に各方面から接触している連絡が届く。
・岩手県県庁関係者にシンポジム計画案をお知らせする。
【その他】
○3月10日(金) 松山町モニター訪問
【天気概況】
・冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪となる。春の訪れが遅れている。
【モニターネットワーク】
・岩手県水沢・秋田県横手地域農業改良普及センターからリンク許可を頂く。
【早期警戒活動】
・アメダス監視システムにトラブル発生、配信先に復旧を依頼する。
・仙台管区気象台から1か月予報の解説がメールで届く。
【研究活動】
・松山町の4モニターを訪問する。春の大雪で一面の雪景色となっている。今シーズンの夏の天候、米作り、麦・大豆作、経営方針、政策など諸点について意見交換をする。皆さんお元気で安心する。
・仙台管区気象台予報官から計画中のシンポジウムについて問い合わせがある。
【その他】
−−−−−−−−− 中旬 −−−−−−−−−
○3月11日(土)
【天気概況】
・寒気の影響で北部を中心に朝は雪となる。盛岡も5センチ程度の積雪となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・アメダス監視システムのトラブルは依然として続く。
【研究活動】
・来週は、つくばで1週間総合農業の全国会議があり、その準備を行う。
【その他】
○3月12日(日) つくばに移動
【天気概況】
・低気圧と前線が東に去り、天気は回復する。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・3月上旬の気象表をまとめる。気温は平年より高い。
・アメダス監視システムが復旧する。
【研究活動】
・水稲冷害研究チーム通信No.24号を作成する。
・午後からつくば市に移動する。盛岡から福島県までは例年より春の訪れが遅れているようにみえる。関東の麦も例年より生育が遅れ、緑の濃い圃場は散見される程度だ。大宮に来てやっと春を感じる。
・郵送していたノート型パソコンを受け取り、機能を確認する。
○3月13日(月) 総合農業試験研究推進会議作物生産部会
【天気概況】
・寒冷前線が通過し、日本海側を中心に雪や雨となる。
・つくばは穏やかに晴れ、気温も15度程度まで上がる。
【早期警戒活動】
・仙台管区気象台から暖候期予報がメールで届く。注目される夏の気温は次のように予報されている。
「夏(6〜8月)平均気温は、「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。「高い」の可能性は次に大きく、その確率は30%です。「低い」の可能性は小さく、その確率は20%です。」気になる表現は、4月〜9月まで気温の変動が大きいと予想されていること。また、4,5月に晩霜の恐れが予想されている。
・今回の暖候期予報の特徴は、様々な気象資料をわかりやすく図化して示している点である。最近の天候の傾向がよく分かる。
・エルニーニョ現象の発生予測モデルによると、現在発生しているラニーニャ現象は、夏までには終息するとみられる。また、エルニーニョ予測モデルはやや高めの海面水温を予測しているものの、過去の予測実験の結果などを考慮すると、予測期間内にエルニーニョ現象が発生する可能性は低いとみられている。
【モニターネットワーク】
【研究活動】
・総合農業夏作物技術検討会に参加する。「今年度の成果」と「新規素材品種の育成と製品開発における研究の発展方向と今後の課題」に関する総合的な検討を行う。
・シンポ企画で対談をお願いしている大阪経済大学の友人から宮城県一迫の篤農家を訪問する予定について問い合わせがある。
【その他】
・つくばでは梅は満開をすぎたようだが、私の好きなコブシの花は今年は未だ開花していない。
○3月14日(火) 総合農業試験研究推進会議総合研究部会
【天気概況】
・冬型となり寒気が次々と南下し、日本海側を中心に雪や雨となる。気温は平年より2度程度低い状態が続く。
・つくばは穏やかに晴れ、気温も12度程度まで上がる。
【早期警戒活動】
・青森県から稲作生産情報第1号がメールで届く。消雪、種籾、苗代などの準備についての情報が主要なものである。
【モニターネットワーク】
【研究活動】
・総合農業総合研究検討会に参加する。「今年度の成果」に関する総合的な検討を行う。4チームから提案した2つの候補は主要成果として認められ、そのうち葉齢予測モデルは新技術候補として提案されることとなった。
・事務次官講話が午前中に行われる。食料・農業・農村の基本計画(案)に関する説明をいただく。
【その他】
○3月15日(水) 総合農業試験研究推進会議情報研究部会
【天気概況】
・移動性の高気圧に覆われ、太平洋側を中心に天気は良好となる。
【早期警戒活動】
【モニターネットワーク】
【研究活動】
・総合農業試験研究推進会議情報研究部会が開催される。本年度の研究成果と重要検討事項「地域農業研究における情報研究の課題と研究推進方向」について討議が行われる。
【その他】
・農業研究センター試験圃場に生育中の小松菜が開花を始める。桜のつぼみはまだ硬い。
・研修宿泊棟の脇の柳が芽を吹き始める。
○3月16日(木) 総合農業試験研究推進会議総合研究部会
【天気概況】
・西から低気圧が近づき、雨や雪となる。低気圧の影響でつくばでは一日雨となる。
【早期警戒活動】
【モニターネットワーク】
【研究活動】
・総合農業試験研究推進会議総合研究部会が開かれる。本年度の研究成果と重点検討事項「水田の生産機能の最大活用による持続的作物生産―新たな情勢下における水田輪作営農の技術的課題と展開方向―」について討論する。
【その他】
○3月17日(金) 総合農業試験研究推進会議総合研究部会
【天気概況】
・寒気の南下に伴い日本海側を中心に雪となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
【研究活動】
・昨日に引き続き、総合研究部会が開催される。地域農業試験場の総合研究チームの次期課題などが討議される。
・一週間にわたる会議が終了し、盛岡に帰る。福島以北では新雪が積もっている。春の訪れが遅々として進まない。
【その他】
○3月18日(土)
【天気概況】
・気圧の谷の影響で、日本海側を中心に雨や雪となる。
【モニターネットワーク】
・宮城県亘理地域農業改良普及センターからリンク許可がメールで届く。
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(14日)によると、日本列島の東海上と日本海の海面水温が著しく高い領域には変化が認められない。
【研究活動】
・シンポジウム計画案「自然を読み、稲と語り、そして心を耕す」について、青森県農業試験場関係者から対談予定者に承諾を得たとの連絡がファクシミリで届く。平成5年大冷害の時に、周辺の農家が収穫皆無であったのに、被害を回避した六戸町の有名な篤農家をお呼びすることができるとのこと。対談相手は青森県農業試験場長を経験された方が選ばれた。夢のような計画が実現できそうで感激である。
・岩手県遠野の安全作期情報を作成する。
【その他】
○3月19日(日)
【天気概況】
・気圧の谷が通過し、北部を中心に雨や雪となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
【研究活動】
・岩手県若柳の安全作期情報を作成する。
【その他】
○3月20日(月)
【天気概況】
・低気圧が東海上で発達し、弱い冬型となり、日本海側を中心に雪や雨となる。気温は平年よりやや低めに経過する。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
【研究活動】
・秋田県鹿角と能代の安全作期情報を作成する。鹿角は冷害危険度が高く、作期が極めて限定されることがよくわかる。一方、能代は作期幅が広く、気候登熟量示数も1000を超すこともある。
【その他】
−−−−−−−−− 下旬 −−−−−−−−−
○3月21日(火)
【天気概況】
・移動性高気圧が日本を広く覆い、天気は比較的良好となる。
【モニターネットワーク】
・一般の閲覧者の方から秋田県の市町村別収量推移のデータに関して重複があるとの指摘を受ける。早々に訂正する。
・シンポジウム企画案を魅力あるものにするため、モニター・友人にご教示をお願いするメールを出す。
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(18日)によると、日本列島周辺の海面水温が平年より著しく高い領域には大きな変化が認められない。オホーツク海付近の海面水温は平年よりかなり低くなっている。また熱帯海域も少し変化がみられる傾向が出てきた。
・仙台管区気象台から1か月予報の解説がメールで届く。気温は今後平年並みから低いと予想されている。
・仙台管区気象台から3か月予報の解説がメールで届く。気温は平年並みとあるが、変動が大きいと予想されている。また5月には晩霜の恐れ、6月はオホーツク海高気圧の影響を受けやすいとある。
・生育・作柄監視試験区の種籾が秋田県・宮城県・山形県・福島県試験場および大曲水田利用部から届く。
【研究活動】
・山形県酒田・山形の安全作期情報を作成する。
・シンポジウム企画に関して、青森県・岩手県試験場関係者と調整を行う。
【その他】
○3月22日(水)
【天気概況】
・寒気が東北地方を通過し、日本海側を中心に雨や雪となる。通過後は回復に向かう。気温は平年並みで推移している。盛岡では午前中雪が降るが、午後から回復する。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(21日)によると、日本列島周辺の海面水温が平年より著しく高い領域は徐々に平年並みに近づきつつある。またその領域の周辺海域の海面水温は平年より低くなる傾向がみられる。太平洋の熱帯海域東部では海面水温が帯状に平年並みに近づきつつある。
【研究活動】
・福島県福島の安全作期を作成する。
・「水稲冷害早期警戒システム」紹介パンフレットが今週中に印刷される予定。東北農政局と仙台管区気象台にお礼方々お持ちする日程を調整する。
【その他】
○3月23日(木)
【天気概況】
・西から低気圧が近づき、天気は下り坂となる。
【モニターネットワーク】
・種市のモニターからシンポジウム企画に関して助言が届く。内容は関係機関のラインを通して、動員をお願いするのが最も良いとのこと。また弁当の準備などへも細かい配慮が必要とのこと。
【早期警戒活動】
【研究活動】
・宮城県仙台と米山の安全作期情報を作成する。
・東北農政局の関係者が早期警戒システムの開発状況を視察にくる。冷害の実態、監視態勢、ホームページの提供情報、監視の苦労話などを話し合う。
・「水稲冷害早期警戒システム」紹介パンフレットが一部納品される。まずまずの出来で安心する。
【その他】
○3月24日(金)
【天気概況】
・低気圧が発達しながら通過し全域で雨となる。その後冬型となり日本海側を中心に雨や雪となる。
【モニターネットワーク】
・石巻市のモニターからシンポ企画に関してコメントが届く。
「とても楽しみな企画です。一迫の篤農家とは亀の尾栽培の件で面識があります。当日の講演、パネルディスカッションだけでなく、前日に同じ宿に泊まり多くの皆様と交流を持ち、情報交換のできるネットワークが出きれば面白いですね。各地から参集する にはぜひ前日からの研修交流を企画願います。それから、長期予報の利用の件ですが私は5月の直播の日程を決めるのには気象予測がどうしても必要です。播種日の気温がつかめればどんなに安心できることでしょう。とりあえずは一件のみ報告します。」
・最上町のモニターからシンポ企画に関してコメントが届く。
「大変興味のある話で、是非実現してください。時間の都合がつけば、聴講したいと考えています。出来れば、インターチェンジ(盛岡)から近くてわかりやすい場所なら良いのですが!?HPやリンク先のHPに、バーナーアイコンをつけて貰ったらいかがでしょうか?(開催要項の告知と、参加申し込み 等)また、(農業)新聞の東北版に告知したり、東北各地の改良センターやJA等に呼びかけたら、盛大に開催できるのではないでしょうか?(この時に、聴講希望者受付したら、おおよその数は把握出来ると思います。)青森県の篤農家は、平成5年の大冷害の後に、最上町に来町していただき話を聞いた事があります。その翌年に、圃場を視察させていただきました。稲の生命力を、最大限に生かした栽培理論は、私のルーツにもなっています。また、聴講出来る日を楽しみにしています。ぜひ、実現してください。なお、各地から春の便りが聞こえてきますが・・・最上はかなりの残雪が有ります。時期も時期ですので、来週当たりに塩水選の予定をしていますが、ハウスの予定地は1m以上雪があります。着実に、少なくなってきてはいますが、安心できない予報ですから・・・。今年は、いろんな面で苦労しそうです。」
・岩出山町のモニターからシンポ企画に関するコメントが届く。
「ご無沙汰しております。今現在、凍り豆腐の生産が終わり、5月に直売所に出荷する花苗と8月から9月に出荷するトルコキキョウの播種が終わり、水稲の育苗の準備にかかりました。友人の東北一の梅林を持つ(20ha)方のお話によると、今年は開花が例年より遅く、一部先に暖冬によるボケ花が出ているとのこと。今年の天候はどうなることやら?ご助言といってもちょっと難しいお話なので、普段から考えていることを書きます。東北に稲作が定着してから、諸説はあるが、1500年くらいですか、また農民がその時の政府の税制によって、無理やり寒冷地にお米を作付けさせられたり、またもっとも栄養価の高い、おいしい穀物としてお米、換金作物としてのお米が、東北の農民のチャレンジ精神の表れとしてのお米があり、その結果文化、伝統、宗教の生活全般にかかわってきた稲作文化として東北の稲作としての歴史があり、それが今現在のお米にたよっている東北の姿がある。東北人のこだわりはお米にあり、冷害や干害に苦しめられた精神構造が、DNAとして辛抱強い性格を作っているのだと思う。知恵と指導力だけではこのような現在の東北の稲作はならなかったと思う。最近、NHKの再放送で「おしん」を見ました。お米一俵で、七歳の子供が一冬、住み込みで働く。その祖母が臨終の時、白米のおかゆを食べさせる。
猫がおなかいっぱいに魚を食べることが猫としての夢で、農民の夢は家族におなかいっぱいにお米を食べさせることだと思う。しかし日本は今、飽食の時代、農家はおいしいお米を有機栽培で作ることをもとめられ、さらにお米の減反で精一杯、お米を作る夢さえ奪われている。東北の自然とともに何世代もお米を作ってきた歴史は無視できない。私も以前、白髪頭に汗して働いてきた隣人が次々とお米作りをやめているのを見ているし、その方のお米に対するこだわりも感じとっている。東北人がお米作りに情熱を傾けなくなっているのも事実であるし、冷害を感じ取る第六感もにぶりつつある。それがなくなれば、東北の文化「稲作」が消える。今がその時代の狭間である。そして東北の稲作を見なおす時期でもある。個人的には、文化しての稲作講演が成功されことを祈ります。(追伸:鳥越さんの雪の中、麦を診ている姿、アングルが宮沢賢治の姿が重なりました。IT革命時代の宮沢賢治になってください。)」
【早期警戒活動】
・3月中旬の気象表をまとめる。気温は期間を通すとほぼ平年並みであった。
・仙台管区気象台から1か月予報の解説が届く。今後も平年よりやや低温を予想している。
【研究活動】
・青森県むつと三戸の安全作期情報を作成する。
・北上にある岩手県農業研究センターを訪問し、シンポ企画の石鳥谷の篤農家とその対談者、聴衆対象者や宣伝の仕方について協議する。
【その他】
○3月25日(土)
【天気概況】
・低気圧がオホーツク海付近で発達し、強い冬型の気圧配置となる。日本海側を中心に雪となる。盛岡でも朝数センチの積雪がある。
【モニターネットワーク】
・「水稲冷害早期警戒システム」紹介パンフレットの作成に協力いただいたモニター・友人に郵送の準備を行う。
【早期警戒活動】
【研究活動】
【その他】
・アクセス総数が45,000件を超す。
○3月26日(日)
【天気概況】
・強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪となる。盛岡でも朝真冬のような軽い雪が数センチ積もる。西風が強く、真冬に戻る。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(25日)」によると、日本列島東海上と日本海にある海面水温が平年より高い領域は編年並みの水温に変わりつつある。オホーツク海は流氷に覆われ、日本列島の南海上は水温が平年より低くなる傾向が顕著である。太平洋の熱帯東海域においては海面水温が帯状に正偏差に変化しつつある。
【研究活動】
【その他】
○3月27日(月) 宮城県一迫町の篤農家を訪問
【天気概況】
・移動性高気圧に広く覆われ、天気は回復に向かう。気温は平年より1.5〜2度程度低く経過する。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
【研究活動】
・宮城県大衡と岩手県江刺の安全作期情報を作成する。宮城県の監視地点はすべて完了する。
・宮城県一迫町の篤農家を大阪経済大学の友人とともに訪ね、シンポジウム企画を説明し参加をお願いする。快諾を頂く。同氏は「寒試し法」による一年間の天気予報を行い、それをキク栽培に活かす。寒試し法は寒の時期(1月6日〜2月4日)の天候、雨水、風および気温を一日4回観測し、その結果を一年間に展開して予報するものである。稲作との関連で今年最も注意すべきは、6月上旬から7月下旬気温低い(冷たい梅雨)と8月下旬〜9月中旬気温低いなどである。大阪経済大学の友人が集めた同種の情報によると、各地とも同様な結果となっているとのこと。また同氏のキク栽培技術は東北地方では一級のものと評価されている。
【その他】
○3月28日(火) 東北農政局・仙台管区気象台
【天気概況】
・西から発達した低気圧が接近し、天気は下り坂となる。
【モニターネットワーク】
・最上町のモニターからパンフレットが届いたとのメールが届く。
「大変すばらしいできのパンフレットが今日届きました。町内でも、I-NET活用(又は準備中)農家が、知っているだけでも10数件います。利用者の導入経緯は、各人違いますが・・・共通栽培している水稲にはそれぞれ力を入れており、ましてや冷害対策は共通の問題にもなっています。今回のパンフレットで、新たなパソコン活用を知る農家も多く出てくると思います。また、利用してみたいと思う農家も少なくないと思われます。田植機は、田植えにしかしか使えませんが、パソコンはいろんなものに化けることが可能な農機具?になりつつ有ります。このパンフレットが、東北の冷害対策に役立つ事はもちろん、情報の大きなネットワーク化の架け橋になればと期待しています。加えて、夢の1つであるローカルネットワーク確立のキッカケにならないかとも思っているのですが・・・。」
【早期警戒活動】
【研究活動】
・東北農政局を訪問し、早期警戒システム紹介パンフレットの配布や本年度の早期警戒活動について協議する。
・仙台管区気象台を訪問し、紹介パンフレットをお渡しし、本年度の早期警戒活動やシンポジム企画への協力を要請する。
【その他】
○3月29日(水) 1か月も早い春の便り届く
【天気概況】
・発達した低気圧が東北地方をゆっくりと通過。各地で強い雨となる。盛岡でも朝から強い雨が降る。
【モニターネットワーク】
・宮城県亘理町の友人から、メールが届く。
「水稲冷害早期警戒システムを紹介するパンフレットをお送り頂き、ありがとうございました。貴ホームページの内容がわかり易く紹介されていると思います。インターネットを利用している知人等にも紹介して見たいと思います。さて、「先人の知恵に学ぶ −『自然を読み、稲と語り、そして心を耕す』−」とのタイトルで公開シンポジウムの開催を予定されているとのことですが、私個人として心情的には魅力を感じます。ただ、昨今の経済(コスト)至上主義のあわただしい風潮のなかで、一部の熱心な方々を除いて、どれだけの生産者の方々が興味を示してくれるか気懸かりな点もあります。」
・大阪のモニターから封書で春の便り「桜花塩漬け」が届く。
「今年も桜は忘れずに蕾をつけ、開花を待っている季節になりました。鳥越さん、今年はさらに忙しくなりそうですね。インターネットが昨年から証券の世界で大騒ぎですが、冷害チームのホームページもブレイクしますよ。今年は良い年であることを祈りつつ、「桜花塩漬け」をお送りします。」
【早期警戒活動】
・NOAAの海面水温平年偏差図(28日)によると、南米ペルー沖の赤道付近の海面水温は正偏差となり、その領域が帯状に広がりつつある。日本列島東海上と日本海にある海面水温が平年より著しく高い領域には変化は認められない。四国・九州の太平洋南海上の海面水温は平年より低くなり始める。オホーツク海の流氷に覆われた海域の面積は徐々に減少する傾向にある。
【研究活動】
・岩手県雫石と秋田県本荘・阿仁合の安全作期情報を作成する。
・生育・作柄診断試験区などの種籾を準備する。4月3日塩水選、浸種に入る予定。
【その他】
○3月30日(木)
【天気概況】
・オホーツク海にある発達した低気圧の影響で、日本海側を中心に雨となる。また風も強い状態が続く。
【モニターネットワーク】
・岩出山町のモニターからメールが届く。
「パンフレット届きました。農協と町の農林振興課担当の方にお渡ししました。今度、岩出山町でも独自に町舎内にサーバーを設け、町民全体にインターネットを普及させようとしています。とてもグットタイミングでした。私もどういうわけかアドバイザーとして参加することになっています。現在、稲の種蒔き中です。少し早いのですが、数が多いので
ご報告まで!」
・岩手県北上市のモニターからメールが届く。
「鳥越さん暫くです。大切なそして研究の集大成ありがとうございます。私の北上市はようやく雪が溶け今年の稲作りのスタートです。諸般の事情での米作りですが今年もガンバらなくてはと思います。」
・岩手県種市のモニターからメールが届く。
「お送り戴きましたパンフレットは稲作農家に3部、役場、JAに4部配りました。もう少し農家に廻せられるかと、少なくとも大野、久慈市夏井町までは配りたいと思いますので、申し訳御座いませんがあと20部ほど都合を付けて頂けませんか?」
・宮城県石巻市のモニターからメールが届く。
「パンフレット届きました.大変立派に出来ていて驚きました。早速、JA石巻市情報センターに照会のためおいてきました。私のところでは、4月1日に種まきの予定です。このごろ、寒さがぶり返してきて種まきには少し向かないようです。」
・山形県鶴岡市のモニターからメールが届く。
「3月も終わりに近づいていますが、天気が続かず雨や雪が降ってきてなかなか予定通りに作業が進みません。今後の降水量の確立も平年並みから多いが40%でしたのでこの傾向が続きそうですね。先に「季節の確率予報の利用法」についてのコメントを求められていましたが、私には荷が重過ぎて、いまだに保留のままになっておりました。実のところ今までは確率予報で使われる「低い」「平年並み」「高い」という表現を良く理解していませんでした。しかし、説明文を読んでいくうちにこれら階級の確率の表現方法もおぼろげながら分かって来ました。私のような素人からすると階級と確率を同時に表現できる指数があり、日照○○、気温○○のように表現できるようになればデータが更に扱いやすいものに成るような気がします。今後、確率予報を利用しながら気付いた点を書かせて頂きます。
シンポジウムの件ですが、これもお返事が遅れて居りました。岩手県内の農家の方を対象との事ですが、6月中、下旬頃の農作業は如何でしょうか。あまり忙しい時期だとせっかくの好企画でも、なかなか集まって頂けないときがあります。テーマとしても専門的な面もありますから、参集範囲の関係機関の方々に宜しくお願いするしかないのではないでしょうか。お役に立てなくて申し訳ありませんが、成功することを願っております。
最後になりましたが、パンフレット昨日届きました。立派な仕上がりで驚きました。今日は雨降りで外仕事もなりませんので、これから農協にパンフレットを持って行き、冷害早期警戒システムの宣伝に行ってきます。春作業もスタートし忙しくなってきました。今シーズンもお世話になりますが、宜しくお願いいたします。」
【早期警戒活動】
【研究活動】
・山形県狩川と長井の安全作期情報を作成する。
・長い間研究活動に協力して頂いた小林さんが4月1日に農水省の正規職員となり、総合研究第4チームに配属が内定する。これで、チームは3研究員で活動することになる。大変うれしい。
【その他】
○3月31日(金)
○31日(金)農林水産技術情報協会・農文協訪問
【天気概況】
・低気圧はオホーツク海へ抜けるが、日本海側を中心に天気がぐずつく。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
【研究活動】
・農林水産技術情報協会・農文協に出向き、シンポジウム企画に共同主催をお願いする。快諾を頂き、すべての調整はほぼ終える。
【その他】
・東京は桜が咲き始め、柳の淡い緑が美しい。またこのところの暖かさで、麦の緑が濃くなる。
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