水稲冷害研究チーム
2001年編集長日誌
この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。
4月
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○4月1日(日) 独立行政法人農業技術研究機構・東北農業研究センター誕生
【天気概況】
・寒気が入り、日本海側を中心に天気がぐずつく。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(31日):ペルー沖の海面水温は平年より著しく高く、エルニーニョ監視海域の海面水温も平年より高くなる。太平洋中緯度の海面水温は平年よりかなり低い状態が続く。フィリピン付近の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(31日):南方振動指数は+2程度、海面水温は+1℃弱。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(31日):偏西風は5日頃から蛇行の程度も小さくなり、南から暖かい空気が入る予想。
・気象庁週間予報支援図(31日):3日頃までは偏西風の蛇行の程度が大きく、寒気が入りやすい見込み。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(31日):千島海流は茨城県北部まで南下。
【研究活動】
・研修に来られていた秋田県農業試験場の関係者から、試験場のホームページに稲作ホームページを立ち上げたのメールが届く。研修中に作成した情報がどのように発信されるのか楽しみである。
・気象衛星NOAAによる雲分布と地表面温度画像の処理態勢を整える。
【その他】
○4月2日(月) 辞令交付
【天気概況】
・低気圧が西から近づき、天気は下り坂に向かう。盛岡では積雪が2センチ程度ある。冷え込みが厳しい朝となる。
【モニターネットワーク】
・宮城県石巻市のモニターからメールが届く。
「4月からの新しい組織での活動がんばってください。昨日種まきをしました。減反で作付面積が減少しているので箱枚数はかなり少ないです。2,3日寒い日が続きますがこの先の天候はどうでしょうか。さて、新聞に太陽黒点が、ここ10年間で最大の大きさを観察したとの報道が大きな写真入で載っていましたが、太陽黒点の現れ方と夏の天候との関係はどうでしょうか。」(太陽の黒点と夏の天候との関係は少し時間を頂いて調べたい。)
・岩手県種市町のモニターから大雪警戒に対するメールの返信が届く。
「ほんと心配でしたが、10cm位で済み安心して友達の家に飲みに出掛けて来ました。東北農試も今日から名前も組織も変わり新しい出発となるそうですので、大いに期待をしております。宜しくご指導のほどをお願い致します。其れでは叉。」
・宮城県岩出山町のモニターからメールが届く。
「4/1に予定どおり種蒔き(ひとめぼれ採種用)をしました。毎年と違う、寒さの中行いました。まだ雪も残っています。庭のクロッカスの花が咲き、パンジーもぼちぼち咲き始めました。しかし、つばきの花は咲かず、例年よりかなり遅れ気味です。今後の気象変化、温度変化に注目しています。公開シンポの原稿が届きました。とてもおもしろい読み物、資料になっています。本にまとめたら、売れるかもしれません。日本、東北の農業に警鐘を鳴らす意味でも、公開シンポは毎年開催してみてはいかがでしょう。篤農、民間農法、そして未来の農業、また日本の心と食というのはどうでしょう。稲作とかけ離れているでしょうか?それでは!」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(31日):赤道域の海面水温の平年偏差は西経140度〜90度まで+0.5℃以上となる。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(1日):偏西風は4日頃から北上し、南から暖かい空気が入りやすくなる見込み。
・気象庁週間予報支援図(1日):7日頃までは周期変化し、8日頃から東海上に気圧の峰が形成される予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(2日):千島海流は福島県いわき市付近まで南下。
・仙台管区気象台から2001年3月の東北地方の天候がメールで届く。キーワードは“寒暖の変動が大きい”。
【研究活動】
・辞令交付:地域基盤研究部・連携研究第1チームに配属される。
・お知らせを作成し、ホームページに掲載する。
・辞令後引越の準備に取りかかる。
【その他】
○4月3日(火)
【天気概況】
・寒冷前線が通過し、日本海側を中心に雨となる。通過後は寒気が入り、気温も下がり、天気はぐずつく。
【モニターネットワーク】
・岩手県種市町のモニターからやませ監視に関する意見が届く。5月中旬頃例年なら撮影のチャンスがあるとのこと。
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(2日):6日頃から偏西風は北上し、7日頃から西から低気圧が接近する予想。
・気象庁週間予報支援図(2日):6日頃から偏西風は北上し、南から暖かい空気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(2日):茨城県中部付近まで南下。
【研究活動】
・引越の準備に追われる。明日、私の荷物を運び、次期4チームメンバーが居室を使えるようにする予定。
【その他】
○4月4日(水) 居室の引越
【天気概況】
・移動性高気圧に覆われ、概ね晴れの良い天気となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(2日):ペルー沖赤道海域の海面水温は平年より高い状態が続く。太平洋中緯度の海面水温は依然として平年よりかなり低い状態が続く。フィリピン周辺の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(3日):7日頃から偏西風は北上し、南から暖かい空気が入りやすくなる予想。
・気象庁週間予報支援図(3日):7日頃から偏西風は北上し、南から暖かい空気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
・居室の荷物を交流センターの新しい居室に運ぶ。7人かかりでやっと終えるが、皆疲れる。総合研究部の方々とは正式にお別れする。
・青森県農業試験場から依頼研究員の受け入れについて事前の打診がある。喜んでお迎えしたい。
・母校の大学から講演の依頼が正式に決まったとの連絡がある。日程は出来秋後にお願いする。
【その他】
○4月5日(木)
【天気概況】
・移動性高気圧に覆われ、概ね晴れの良好な天気となる。気温も上がる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(4日):偏西風は北上し、10日頃には東海上に気圧の峰が形成される予想。
・気象庁週間予報支援図(4日):7日頃から偏西風は北上し、南から暖かい空気が入る予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(5日):千島海流は福島県いわき市付近まで南下。
【研究活動】
・引越の後かたづけに追われる。連携1チームの3名の研究者と女性の臨時職員ならびに情報ネットワークを管理する研究者と女性の臨時職員、合計6名での研究活動が始まる。
【その他】
・総アクセスが74,000件を超す。
○4月6日(金)
【天気概況】
・移動性高気圧に覆われ、概ね良好な天気となる。春らしい陽気となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(5日):10日頃までは偏西風は東西の流れとなる予想。
・気象庁週間予報支援図(5日):偏西風は11日頃から南下し、日本付近で大きく蛇行する予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(6日):千島海流の南下が強まっているようにもみえる。銚子沖まで沿岸部で南下。
・仙台管区気象台から1か月予報の解説がメールで届く。この先、1週間は気温が高くなる予想。本格的な春が待ち遠しい。建物の陰には除雪された雪がまだ残る。
【研究活動】
・引越の後かたづけに追われる。
【その他】
○4月7日(土)
【天気概況】
・東海上にある高気圧に広く覆われ、概ね晴れの良い天気となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(5日):赤道域の西経110〜170度の海面水温は平年より−0.5度低い。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(6日):偏西風は10日頃から日本付近で蛇行の程度が大きくなり、東海上に高気圧が停滞する予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(7日):千島海流は福島県いわき市付近まで南下。
・アメダス監視システムの気温凡例値を変更する。
【研究活動】
【その他】
○4月8日(日)
【天気概況】
・東海上にある高気圧に広く覆われ、概ね良好な天気となる。沿岸部は海風が入り、曇りとなる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(7日):ペルー沖の赤道域の海面水温は平年より高い状態が続く。太平洋中緯度の海面水温は平年よりかなり低い状態が続く。フィリッピン付近の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(7日):13日頃までは偏西風の流れは東西流となる予想。
・気象庁週間予報支援図(7日):偏西風は14日頃から南下し、その蛇行の程度も大きくなり、寒気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(8日):千島海流は福島県いわき市付近まで南下。
【研究活動】
・盛岡の気温推移をみると、1か月周期で低温が入る傾向がある。毎月中旬が低温傾向となっている。
【その他】
○4月9日(月)
【天気概況】
・東海上に中心をもつ高気圧に覆われ、概ね晴れの天気となる。気温は急激に上がる。
【モニターネットワーク】
・岩手県種市町のモニターからやませが来たとのメールが届く。
「やっと此方の田起も始まり、育苗も本格的に始まりました。今日10時過ぎからヤマセを観測しました。5時ごろには家の方でも観測でき、海水温の低さもヤマセの重要なfactorとなりうることを実感しました。今までは桜の季節に観測したことは有るが、今年はかなり早いのではと思います。」
・宮城県石巻市のモニターからメールが届く。
「先人の知恵の原稿読ませていただいています。公開シンポジウムの様子が鮮やかに思い出されます。後日ご報告します。先月末に播種した種籾が順調に出芽生育しています。気温は低いのですが、ハウスの中は適温で、毎年心配する高温障害もなく順調です。昨日、被服資材を撤去して潅水覆土をしました。もうすぐ画像でレポートできます。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(8日):13日頃までは偏西風の流れは東西となり、周期変化を予想。
・気象庁週間予報支援図(8日):12日頃から偏西風は南下し、蛇行の程度も大きくなり、寒気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(9日):千島海流は福島県沖まで南下。
【研究活動】
・農林水産功績者表彰式のため妻とともに本省にゆく。東北地域水稲安定生産推進連絡協議会関係機関、モニター各位、場内関係者など多くの方々のお陰である。それら関係者が本来頂くべきものだが、平成6年以来不規則な生活を支えてくれた妻への感謝のために喜んで頂くことにした。
・東北新幹線の車窓からみると、岩手県南部から福島県にかけて耕耘作業が一斉に始まる。桜前線は福島市付近まで北上。東京は葉桜となり、もえぎ色の新緑が美しい。妻と二人で旅行したことは最近記憶にない。
【その他】
○4月10日(火)
【天気概況】
・移動性高気圧に広く覆われ、晴れの良好な天気となり、気温も上がる。
【モニターネットワーク】
・宮城県松山町のモニターから近況を知らせるメールが届く。
「大変ご無沙汰しています。いつぞやは大雪情報をいただき大変ありがとうございました。おかげさまで対した被害もなく過ごせました。さて、我が家の農作業も本格的に忙しくなって参りました。第1回目の播種を4月6日に行い(品種はひとめぼれとトヨニシキ)、昨日9日に育苗機からハウスに移しました。第2回目も昨日播種しました(品種は蔵の華)。12日ぐらいに3回目の播種を行うつもりです(品種は美山錦とササニシキ)。今年は直播を6ヘクタールぐらい行うつもりです(品種はササニシキと蔵の華)。すべてバーチカルハローシーダーで乾田直播するつもりです。どんな結果になるかわかりませんが、今年はこの方法一本にかけてみようと思います。今後ともご指導をよろしくお願いします。」
・宮崎県の一般の方から公開シンポの記録出版に関する問い合わせがある。
「2000年6月30日に行われました、公開シンポジウムに関する記録を心待ちに致しておりますし、一日も早く社会に出ることが期待されます.出版社を注意深くモニターはしておきますが、一日千秋の思いで御待ち致しております.」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(8日):赤道域の西経90〜120度付近までの海面水温は+0.5℃程度。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(9日):14日頃から偏西風の蛇行が大きくなり、寒気が入りやすい状況になる見込み。
・気象庁週間予報支援図(9日):12日頃から偏西風の蛇行が大きくなり、一時的に寒気が入りやすくなる見込み。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
・民間企業の方から、リモートセンシング技術の活用法を共同で検討したいとの提案がメールで届く。16日に来室されるとのこと。
・岩手県農業研究センターからリモートセンシングと地理情報システムに関して協力を依頼される。
・作業室の引越準備を行う。
【その他】
−−−−−−−−− 中旬 −−−−−−−−−
○4月11日(水) 新居に引越完了
【天気概況】
・遙か東海上に中心をもつ高気圧に覆われ、概ね晴れの良い天気となる。高気圧の縁を南から暖かい空気が入り、気温は急上昇する。ただ、寒冷前線が明日には通過するため、天気は下り坂となる。通過後は気温が下がる予想。
【モニターネットワーク】
・宮城県岩出山町のモニターからメールが届く。
「おはようございます。稚苗、中苗 約3300枚の苗の播種及びハウスへの箱並べ終了しました。気温が高く、日射量とも多く生育が順調です。やっと、椿、梅が咲き、庭もにぎやかになってきました。川原の柳も芽吹き、いっきに春本番です。4月13日のJAビルで行う、鳥越さんの講演の紹介を私が行うことになりました。シンポで使用したプロフィール内容を紹介したいと思います。講演でお会いすること楽しみにしています。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(10日):エルニーニョ監視海域の海面水温は平年より高くなる傾向であったが、このところ平年より低くなる傾向が現れ始める。太平洋中緯度の海面水温は平年よりかなり低い状態が続く。フィリッピン付近の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(10日):13日頃から偏西風は日本付近で大きく蛇行し、寒気が入りやすくなる予想。その状態がしばらく続く見込み。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(11日):千島海流は福島県北部まで南下。徐々に北に後退する傾向にある。
・山形県発生予報第1号と秋田県発生予報第1号を更新する。秋田県では苗立枯病の発生がやや多いと予想されている。
【研究活動】
・宮城県農協青年連盟主催の通常総会における記念講演「異常気象にも対応できる足腰の強い米づくり−ササニシキの復権を目指して−」の準備を行う。依頼内容は、@冷害研究チームの活動、Aササニシキの特性と栽培管理、B食と農、稲作への思いなどである。モニターにも会えるので楽しみである。
・作業室引越、またまたたくさんの荷物の移動で疲れる。これでやっと早期警戒態勢に入ることができそうだ。
【その他】
・場内の水仙が開花を始める。
○4月12日(木)
【天気概況】
・寒冷前線が通過するため、天気は下り坂に向かう。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(10日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜130度付近まで+0.5℃以上。大きな変化はみられない。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(11日):偏西風は16日頃から東西流となり、偏西風の位置も上がる予想。
・気象庁週間予報支援図(11日):偏西風は16日頃から東西流となり、また偏西風の位置も北上し、天気は周期的な変化になる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
・東北大学川村先生から東北地方の積雪域の画像を提供始めたとのメールが届く。アドレスはhttp://130.34.102.165/noaa_snw/。UserName:ocean, PassWord:octs。5月頃まで続ける予定とのこと。また見られた方のコメントを頂ければ幸いとのことである。本年は春先雪解けの進み方が心配されたので、先生にお願いしたところ提供を始めていただけたようだ。
・岩手県農業研究センターの関係者が来室され、生育診断・情報技術に関する情報を交換する。
・国際協力事業団筑波国際センターから稲作コースの水管理の講義依頼が来る。6月5日(火)の予定。講義内容のバージョンアップを考えたい。
【その他】
・桜のつぼみが急速に膨らむ。つぼみの先端が淡いピンクとなる。
○4月13日(金) JA宮城青年連盟総会講演
【天気概況】
【モニターネットワーク】
・山形県最上町のモニターからメールが届く。
「農林水産功績者表彰、おめでとうございます。今までのご努力への評価と思い、喜んでいました。 暖かい日が続き雪解けが進みましたが、ハウス周辺や圃場の一部にまだ雪が残っています。本田には、未だ入れる状態ではありません。今年は、出穂後の登熟状態も注意して観察してみたいと思っています。一部転作に、ホールクロップ・サイレージを取り入れたいと思っていますので、刈り取り適期判別にも役に立ちそうです。今年の播種は、1回目21日前後を予定しています。ハッキリした日程は、圃場の状態に合わせたいと思っています。雪解けが遅れ、本田の春作業が遅れそうなので、それとシンクロさせるためです。昨年以上に、春が慌ただしくなりそうです。今の好天が続くことを期待していますが、何かありましたら連絡下さい。今年もよろしくお願いします。21世紀農業は、3Dの立体総合農業と考えています。”水稲冷害早期警戒システム”は、私の大切なリアルタイム情報源です。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(12日):海面水温は赤道域の西経90〜150度の範囲で正偏差。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(12日):偏西風は16日頃から北上、東西流となり、南から暖かい空気が入りやすくなる予想。
・気象庁週間予報支援図(12日):偏西風は16日頃から北上し、流れも東西となり、南から暖かい空気が入る予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
・仙台市のJAビル宮城で開催された宮城県農協青年連盟の第48回通常総会−子どもたちの未来へ、食は農から宮城から−において記念講演「異常気象にも対応できる足腰の強い米づくり−ササニシキの復権を目指して−」を行う。生産関係者約100名が集まる。
【その他】
○4月14日(土)
【天気概況】
・高気圧に覆われて、概ね晴れの良い天気となる。夜には低気圧が通過するため、天気はぐずつく。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(13日):偏西風は20日頃から南下し、蛇行の程度も大きくなり、北日本に寒気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
・生産者のモニターの方々に改めてモニターをメールで依頼する。
・明日から早期警戒態勢に向けて本格的に準備に入ることにする。
【その他】
・宿舎の近くのコブシの花が咲き始める。
○4月15日(日)
【天気概況】
【モニターネットワーク】
・山形県鶴岡市のモニターから返信のメールが届く。
「ご無沙汰しております。今日と明日で2500枚ほどの播種作業を行っています。ちょうど土日ということで親戚の高校生やうちの子供たち、祖父母まで一家総動員です。明日いっぱいでハウスに並べるところまで終わりたいものです。ところでモニター依頼の件了解です。私でよければ喜んで引き受けさせて頂きます。いろいろお世話になりますが、よろしくお願いいたします。」
・宮城県石巻市のモニターから返信のメールが届く。
「おはようございます。13年度の冷害監視モニター依頼の件了解しました。2日前から桜がほころび始めましたが、少し寒さが戻ってきたようです。苗の生育は順調です。」
・宮城県岩出山町のモニターから返信のメールが届く。
「おはようございます。昨日は、いろいろとご準備頂き、講演ありがとうございました。新渡戸稲造の言葉と賢治の実践は、「子供達の未来へ」という宮城県農業青年連盟のキャンペーンに相通じるところがあり、これからの私たちの運動の基礎としてもう一度ゆっくりとお話を伺いたいという盟友もおり、好評を得ました。また、モニターになりたいという方もいて、少しずつモニターが増えればと思います。モニターの件ですが、毎日いろいろ忙しく、至らない点も多いと思いますが、お引き受けしたいと思います。今日より、耕耘を始めます。今年は、雪も多く降り、黄砂なども降り、土も良く乾き肥えた土になっていると思います。それでは、また!」
・宮城県松山町のモニターから返信のメールが届く。
「おはようございます。このたびは農林水産功績表彰の栄に輝きお祝いを申し上げます。我々モニターにとりましても喜びであると同時に励みとなることでしょう。今後の御活躍を期待申し上げます。モニター依頼については承知いたしました。こちらこそ宜しくお願いいたします。我が家では今日から種蒔きを始めます。苺の方も収穫と平行して育苗も始まっておりハウスの建て方と目が回りそうです。大麦は現在濃い緑いろになっています。草丈は280o、幼穂長は9oです。早期警戒態勢の準備に入るとのことですが、今後気象変動等察知されましたら、知らせていただきますようお願いいたします。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(13日):ペルー沖の赤道域の海面水温は平年より高く推移する。太平洋中緯度海域の海面水温は平年よりかなり低い状態が続く。フィリッピン付近の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(13日):赤道域の西経90〜150度付近の海面水温は平偏差。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(14日):偏西風は20日までは北上し、南から暖かい空気が入る予想。
・気象庁週間予報支援図(14日):偏西風は20日頃から南下し、蛇行の程度も大きくなり、寒気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(14日):千島海流は福島県いわき市付近まで南下。
【研究活動】
・東北農政局機関誌に掲載する水稲冷害早期警戒システムの紹介原稿を作成する。
・新しいアメダス監視システムの機能の確認作業を行う。
【その他】
○4月16日(月)
【天気概況】
・南の高気圧に広く覆われ、快晴の良い天気となる。気温も上がる。
【モニターネットワーク】
・宮城県松山町のモニターから返信のメールが届く。
「おはようございます。先日は農協青年連盟での講演ご苦労様でした。私も聞きに行きたかったのですが、あいにく直播の準備でレベラー作業を急ピッチで行わなければならず参加できませんでした。直播は、今日から行う予定でしたが、レベラー作業の遅れから早くても18日以降になりそうです。ただ移植作業との関係からも21日までは終わらせたいと思っております。(天気がよければ)さて、モニターお願いの件ですが喜んでお引き受けしたいと思います。相変わらずの筆無精でご迷惑をかけるかもしれませんが、今年度もよろしくお願いいたします。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(15日):偏西風は20日頃から東西流となり、周期的変化を予想。
・気象庁週間予報支援図(15日):偏西風は20日頃から南下し、日本付近で蛇行の程度が大きくなり、寒気が入りやすくなる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(16日):黒潮の勢力が徐々に北上する。千島海流の表面水温が5℃程度の範囲は岩手県三陸沿岸部まで南下。
・福島県農業試験場から中通り版と浜通り版の稲作情報第1号がメールでそれぞれ届く。
【研究活動】
・各種警戒メッシュの作成について検討する。平均気温10℃を指標とした「夏作物生育可能範囲の移り変わり」のメッシュ図を作成する準備を行う。
・民間企業の方が、リモートセンシングや生育予測モデルを活用した技術開発に関して打ち合わせに来室される。共同して研究を進めることにする。
【その他】
・盛岡では昨日標準木での開花が観察される。梅前線に桜前線が追いつく。
○4月17日(火) 種まき−いよいよ稲作が始まる!−
【天気概況】
・東海上に中心がある高気圧に広く覆われ、快晴の季節はずれの陽気となる。気温は一部監視地点で25℃を超す。
【モニターネットワーク】
・一般の方から作柄表記に関する問い合わせがメールで届く。
<質問>
「公開情報において下記のような表現をされていますが、「平年並み」や「やや不良」などどのようにレベル分けをされているのでしょうか?また、その基準値は、平年値比何%までといった取り決めがあるのでしょうか?あればその数値についても教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。」
<回答>
「私たちの情報提供が不完全で大変失礼いたしました。作柄表記は次のような平年収量に対する指数で区分しています。良:106以上、やや良:102〜105、平年並み:99〜101、やや不良:95〜98,不良:91〜94、著しい不良:90以下となっています。参考になれば幸いです。」
・宮城県松山町のモニターから返信のメールが届く。
「ご無沙汰して申し訳ありません。4月13.14.15日と種まきが無事終了しました。順調です。玉ねぎも今年は今まで以上に順調です。こちらこそよろしくお願いします。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(15日):ペルー沖赤道海域の海面水温は西経90〜130度までは+0.5℃以上。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(16日):偏西風は20日頃からやや蛇行が大きくなり、寒気が入りやすくなる見込み。
・気象庁週間予報支援図(16日):偏西風は20日頃から日本付近で南下し、大きく蛇行して寒気が入りやすくなる予想。北日本上空へは20日頃からやや強い寒気が入る予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(17日):千島海流は金華山沖付近まで南下。
・福島県農業試験場会津支場から会津版稲作情報第1号がメールで届く。
【研究活動】
・新システムにおいてアメダス監視地点の気象経過図などが正常に作成されているか検討する。
・早期警戒システムモニター参加のお願いを作成する。参加の仕方は問わないで、いろいろな方の参加が得られればと思う。
・生育・作柄診断試験区の種まきを行う。基幹12品種は、青森県「むつほまれ」「つがるロマン」「ゆめあかり」、岩手県「かけはし」、宮城県「ササニシキ」「ひとめぼれ」「まなむすめ」「こいむすび」、秋田県「あきたこまち」「めんこいな」、山形県「はえぬき」、福島県「コシヒカリ」。冷害被害を予測するために、作付面積の多い品種と今後作付面積が増える品種を選択する。
・神田・小林両君と新監視システムへの準備に追われる。
・秋田県・岩手県の試験場関係者が来室される。直播に関する会議があるとのこと。
【その他】
○4月18日(水) 種まき慰労会
【天気概況】
・遙か東海上にある高気圧に広く覆われ、概ね晴れの良好な天気となる。平均気温は平年より2.5〜3.5℃高く経過する。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(17日):南米ペルー沖のエルニーニョ監視海域の海面水温は平年より高くなる傾向がみられる。太平洋中緯度の海面水温は平年より低い状態が続く。フィリピン周辺の海面水温は平年より高く経過する。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(16日):西経90〜130度の赤道海域の海面水温は+0.5℃以上。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(17日):偏西風は日本付近で蛇行し、22日頃までは寒気が入りやすい状態を予想。
・気象庁週間予報支援図(17日):偏西風は20日頃から南下し、蛇行の程度が大きくなり、寒気が入りやすい状態が25日頃まで続く予想。20日頃から北日本上空に強い寒気が断続的に入る予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(18日):表面温度8度以下の千島海流の南端は岩手県宮古市東海域に南端がある。
・福島県病害虫防除所から発生予察情報がメールで届く。
【研究活動】
・地域総合研究成績書を農政局と管内6県に郵送する。
・本省官房統計情報部で27日に開催される研究会の資料を作成し、早期警戒パンフレットとともに郵送する。
・湛水直播可能域と稚苗移植可能域を検出するメッシュ図を自動的に作成するように設定を行う。
・久しぶりに面白い書物に出会う。股野宏志著(2000)『気象と音楽と詩』成山堂書店である。昼休みに目を通すと、“はじめに”は次のような書き出しで始まる。「われわれは大気の底に住んでいるので、気象の恩恵と脅威を受けながら毎日の暮らしを営んでいる。しかし、気象の恩恵は、空気の存在を忘れるように、当たり前の事として心に留められることもなく、気象の脅威も、災害は忘れた頃にやってくるのたとえの通り、記憶が薄れていく。脅威を代表する暴風雨は天気予報の原点で、特に台風と梅雨期の豪雨は災害を伴う気象の筆頭として昔から人々に恐れられてきた。ところが、台風が一度も来なかったり、空梅雨に終わると、日本はたちまち深刻な水不足に悩まされる。もし、適度に風が吹き、雨が降れば、空気は浄化され、水にも恵まれていうことはない。昔の人はこのような気象の平穏な振る舞いを「五風十雨」とも「十風五風」とも称した。五日(十日)に一度風が吹き、十日(五日)に一度雨が降れば順当でいうことなしという意味である。そして、強さもほどほどで、「風は枝を鳴らさず、雨は壌(つちくれ)を流さず」を願った。
しかし、こういう平穏な気象の振舞いに馴れて気象の恩恵や脅威を忘れると、気象に甘えて知らず知らずの間に、空気や水を汚し、温暖化を招くなど、緑豊かな星が保っている自然の巧みなバランスを崩すことになる。このような状態が進むと、やがて呼吸をするのも遠慮がちという時代になるかもしれない。人口が増え、工業化と都市化が避けられないとしても、自然に対する感動と畏敬の念を忘れてならないことを二〇世紀は教訓として残した。新しい世紀は人間の叡知が問われる世紀といわれるゆえんである。」
・種まき慰労会。苗箱1600枚の播種が完了する。
【その他】
・場内の桜が一斉に開花を始める。予測よりも7日ほど早くなる。20日頃から花冷えか。
○4月19日(木)
【天気概況】
・遙か東海上に中心をもつ高気圧に覆われ、概ね良好な天気となり、気温も日本海側を中心に上がる。
【モニターネットワーク】
・宮城県松山町のモニターから返信のメールが届く。
「好天続きで桜が満開になりました。農作業の方も今日で元肥の散布も終わり代掻きをするとこまできました。稲の苗も2葉になり伸びすぎの傾向です。モニターの件改めてお願いを頂き大変恐縮いたしております。こちらこそ今後とも宜しくお願いいたします。」
・山形県最上町のモニターからメールが届く。
「好天が続き、圃場も少しずつ乾いてきました。先週の状態からは、予想も付かない早さです。そのため、1回目の播種を19日に行います。ただ、気象台発表の1ヶ月予報では、これから天候が崩れそうですので、多少心配もしています。アメダス表示も、4月から向町観測地点(最上町)のデータが、正式表示になり大変嬉しく思っています。今後は、他の観測地点同様に、気温経過図も載せていただければと思っています。よろしくお願いします。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(17日):西経90〜130度の赤道海域の海面水温は+0.5℃以上。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(18日):偏西風は明日頃から南下し、日本付近で蛇行の程度が大きくなり、寒気が入りやすい状態が26日頃まで続く予想。強い寒気が明日から連続して入る予想となっている。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
・先日来室された民間企業の関係者から、事業計画と共同研究の進め方に関するメールが届く。
「先日は、お忙しいなか時間を頂き、本当にありがとうございました。また、弊社の開発事業に関した貴重な意見を頂くことができ、一同心より感謝申し上げます。さっそくですが、御教示頂いた内容につき、書面にまとめました。御教示いただいた内容とニュアンスの違い等がありましたなら、ご指摘いただければ幸いです。本打合せ内容に基づき、再度事業実施計画書を作成し、鳥越さんの意見を伺ければと考えております。」
・早期警戒情報の改良について検討を加える。
【その他】
○4月20日(金) 新モニター参加
【天気概況】
・寒冷前線が通過し、西風が強く、気温は急激に下がる。
【モニターネットワーク】
・早期警戒モニターに参加いただける方からうれしいメールが届く。
「はじめまして、鳥越さん。宮城県登米郡中田町(実家)で64歳の父と63歳の母がの3町5反の兼業農家を営んでいます。私個人34歳で、団体職員(障害者福祉関係)で週末農家人です。さて、このHPを閲覧するにあたり、去年NHKのニュースで「画期的な冷害対策」と紹介されていたのを、見てこれは「ぜひみたい」。早速、PCを購入してアクセスしてみました。データは、素人の私がみても理解しやすく、参考になります。幼い頃から夕方になると、天気予報だけは欠かさずみていた父親の姿(30年前ごろ)を思い出します。現在から考えると当時は、気象技術が低かったので、それを一生懸命みて天候に一喜一憂していたのを思い出されます。昨日も実家に寄って苗の生育状況を見てきましたが、母が「霜、降っぺが・・・」と心配していました。時代はこんなに進化していますが、先生方の研究や情報を郡部にもいち早くデータを入手できないでいる人が多いのが現状のようです。JAさんでも、入手しているようですが、広報が遅れ目です。私個人も、農業には興味関心があり、ここ5年は本腰を入れております。ぜひ、モニターをさせていただき、今後の農家経営に生かして行きたいと考えております。「気象を経験で読む時代から、正確なデータでの稲作管理の時代へ」よろしく、お願い致します。」
返信:おはようございます。鳥越です。大変うれしいメールありがとうございます。モニターに参加していただけるとのこと。感謝いたします。これからメールで情報交換を行いたいと思いますが、宮城県にはモニターの方が多くいます。稲作が始まると、生育調査やモニター訪問で伺うことがたびたびです。いつかお会いしに行きます。本当にありがとうございます。今後とも宜しくお願いいたします。
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(18日):西経90〜130度の赤道海域の海面水温は+0.5℃以上。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(19日):偏西風は日本付近で大きく蛇行し、寒気が入りやすい状態が続く予想。
・気象庁週間予報支援図(19日):偏西風は今後日本付近で大きく蛇行し、寒気が入りやすい状態が続く予想。北日本上空に強い寒気が入る見込み。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(20日):水温10℃以下の千島海流は宮城県金華山沖まで南下している。
・仙台管区気象台から1か月予報の解説とコメントが届く。「本日発表の1か月予報についての補足です。東北地方の向こう1か月間の気温は、平年並の可能性が最も大きくなっていますが、今日から2・3日は寒気が南下するため、気温が低くなる見込みです。今日は、すでに東北各県に霜注意報が発表されており、明後日も晴れるところでは霜のおりる恐れがありますので、十分ご注意ください。」
・農北農政局生産経営部関係者が挨拶に来られる。東北地域水稲安定生産推進連絡協議会の活動のご支援をお願いする。同協議会の運営の中心となる農産課長は大学の教え子が着任、全く驚かされる。
・管内全域で霜注意報が発令される。
【研究活動】
・早期警戒情報作成のための準備に取りかかる。4月28日に第1号を作成する予定。
・水温予測モデルの運用に関して場内関係研究者と打ち合わせを行う。
【その他】
・場内の桜が満開となる。カラマツの新芽も萌芽を始める。これから陸奥の春を満喫することができる。
−−−−−−−−− 下旬 −−−−−−−−−
○4月21日(土)
【天気概況】
・北の高気圧に覆われ、晴れの良好な天気となるが、気温は低く。氷点下を観測する地点も多い。リンゴの開花時期が近づき、霜害が心配される。
【モニターネットワーク】
・山形県最上町のモニターからメールが届く。
「4月から向町観測地点(最上町)のデータが、 正式表示になり大変嬉しく思っています。今後は、他の観測地点同様に、気温経過図も載せていただければと思っていました。 早速の対応、有り難うございます。作物全般の、播種〜収穫までの生育予測(計画)に、大いに役立ちそうです。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(19日):ペルー沖赤道海域の海面水温は西経90〜130度まで+0.5℃以上。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(20日):偏西風は日本付近で蛇行し、寒気が入りやすい状態が26日頃まで続く見込み。
・気象庁週間予報支援図(20日):偏西風は日本付近で蛇行し、寒気が入りやすい状態が続く見込み。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
【研究活動】
【その他】
○4月22日(日)
【天気概況】
・寒気が入り、日本海側北部を中心に天気がぐずつく。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(20日):ペルー沖の赤道域の海面水温は平年より高い状態が続く。太平洋中緯度の海面水温は平年よりかなり低い状態が続く。フィリピン周辺の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(20日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜130度付近まで+0.5℃で、同じ状態が続く。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(21日):偏西風は26日頃まで大きく蛇行し、寒気が入りやすい。その後は偏西風の位置は北に上がり、南から暖かい空気が入る予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(21日):海面水温が10℃以下の千島海流は金華山沖まで南下。
【研究活動】
・早期警戒情報用のアイコンを作成する。
・中苗・成苗移植の可能域と乾田直播の可能域の移り変わりをみるメッシュ図を作成する。
・場長・企画調整部長ヒアリング資料を作成する。
【その他】
・アクセス総数が75,000件を超す。
○4月23日(月)
【天気概況】
・移動性高気圧に南部を中心に覆われ、概ね晴れの良好な天気となる。気温はやや上がる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(21日):ペルー沖の赤道海域の海面水温は徐々に高まりつつある。西経90〜130度付近の海面水温は+0.5℃。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(22日):偏西風は日本付近で大きく蛇行し、28日までは寒気が入りやすい状態が続く見込み。
・気象庁週間予報支援図(22日):偏西風は27日頃に一時的に北上するが、今後とも蛇行の程度も大きく、寒気が入りやすい状態が続く予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(22日):海面水温が10℃以下の千島海流は金華山沖まで南下。
・仙台管区気象台から3か月予報とコメントがメールで届く。寒暖の変動が大きいのが最近の実況であり、エルニーニョ監視海域やフィリピン付近の海水温の動向が注目されるとのこと。
【研究活動】
・新しい場長・企画調整部長に連携研究第1チームの研究内容を紹介する。
・活着期障害の監視の問題構造モデルを対策技術を含めて検討する。早期警戒情報とリンクさせる予定。
・農文協現代農業編集部から寄稿依頼が届く。仮題は「稲作農家必見のホームページ「水稲冷害早期警戒システム」とある。手紙には次のようなメモがある。「編集長日誌をちょくちょく覗かせてもらっています。毎日更新は大変だろうな、といつも頭の下がる思いでおります。リアルタイムに東北農家の雰囲気がわかるので、編集上も役立てさせていただいております。」
・水田の施肥・耕耘などがいよいよ始まる。苗も順調に生育している。
【その他】
○4月24日(火) 本年度の早期警戒態勢に入る
【天気概況】
・寒冷前線が通過するため、全般に天気はぐずつく。
【モニターネットワーク】
・宮城県岩出山町のモニターからメールが届く。
「おばんでございます。苗は順調に生育しすぎ、もう田植えをしても良いくらいに伸びています。田起こしが終わり、今日、代かきを始めました。しかし、雨が全く降らず、土が灰の様になっていて、代かきが全く進みません。4haぐらい代かきをしてから、田植えを始めたいと考えます。4月30日を田植えの目標日としてがんばっておりますが、今後の天候次第です。雨がほしいこの頃です。試験区は昨年と同様の場所にしたいと思いますので、その日程が決まりましたら、またお知らせいたします。今年は桜も、梅も他の花もいっしょに咲きました。田植えが始まったとたん長雨が来ることを心配しています。それでは!また。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(22日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜150度まで正偏差、90〜130度では+0.5℃。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(23日):28日頃までは寒気が入りやすい状態が続く、その後は南から高気圧に覆われる予想。
・気象庁週間予報支援図(23日):偏西風は26日頃までは日本付近で蛇行し、寒気が入りやすい状態が続く。その後は南からの高気圧に覆われる予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(24日):海面水温が10℃以下の千島海流は金華山沖まで南下。
【研究活動】
・活着期低温障害の問題構造−監視のポイント−の図説を作成し、活着障害警戒メッシュの設定を行う。28日に予定通り、警戒情報第1号を発信する予定。
・神田君も新しい早期警戒情報編集プログラムの作成に追われる。本年度から早期警戒情報に、@1か月予報にある「平均気温平年差の実況と予測結果」、「低温障害の問題構造−監視のポイント」と「各種気温指標の推移図」に直結するアイコンを付与し、利用者により総合的に判断して頂けるようにしたい。
【その他】
○4月25日(水) 岩手県農業気象協議会
【天気概況】
・南部は低気圧の影響で天気がぐずつくが、北部は高気圧に覆われ概ね良い天気となる。
【モニターネットワーク】
・岩手県JA関係者からモニターになりたいとのメールが届く。あいにく27日は本省の研究会で話題提供するので、5月に入ってからお会いしたい。営農指導の方がモニターに参加いただけるのは大変うれしいことだ。
「東北農試のいもち予察は日頃から注目しておりましたが、今回私どものJAに農業情報システムが導入され気象部門にいもち病予察がある町を中心に稼動予定(6月から)となり、ぜひともアドバイスを受けたいと存じます。以前の講演会でモニターを募集しておりましたが、ぜひ私も参加したいのですがこれからでもよろしいでしょうか。たいへん不躾ですが、もし都合よろしければ4月27日午後3時ごろからでも研究室へお邪魔致しご指導賜りたいのですが。ご返事をお待ちしております。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(23日):ペルー沖の赤道域の海面水温は平年より高い状態が続く。太平洋中緯度海域の海面水温は平年より低い状態が続く。フィリピン海域の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(23日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜150度まで正偏差、90〜130度では+0.5℃。部分的に水温が平年より低くなる領域もある。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(24日):30日までは寒気が入りやすい状態が続く見込み。
・気象庁週間予報支援図(24日):30日頃から偏西風は南北に分かれて流れ、その後徐々にブロッキングが始まる予想となる。北日本上空にそのころから寒気が入る予想。やませ的な状況になるか。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(25日):海面水温が10℃以下の千島海流は金華山沖まで南下。
・霜注意報が発令される。明日の朝は要注意である。リンゴなどの果樹の蕾が生長し、開花する頃であり被害の拡大が心配される。
【研究活動】
・岩手県農業気象協議会の総会と4月例会に参加する。最近の低温がリンゴなどに大きな被害を及ぼしているようだ。水稲の育苗などは順調に進んでいるとのこと。
・ある大学の附属中学生5人がフィールドワークとして、やませと冷害、その対策技術を聞きに来たいと電話がある。5月24日は予定がないので、引き受けることにする。昨年は島根県の中学生と電話でやりとりしたが、また楽しい思い出ができるであろう。
・図説「冷害に関係する主な気象現象とその特徴」と「活着期低温障害の問題構造−監視のポイント−」を作成する。
【その他】
○4月26日(木)
【天気概況】
・西から張り出す高気圧に覆われ、概ね晴れの天気となる。朝はかなり冷え込む。氷点下の地点もある。果樹の霜害が心配される。
【モニターネットワーク】
・宮城県河南町のモニターからメールが届く。
「しばらくご無沙汰しております。田植えの予定ですが、まだはっきりわかりませんが5月10日から12日頃と思います。近くになりましたら連絡いたします。調査圃場ですが昨年と場所が変わりまして、当ライスセンター脇にササニシキBL作付け予定です。今年の種まきはちょっと多くなり8500枚ほど播き疲れました。明日は霜が降りるとの予報です。今から出かけなければなりませんのでこれで失礼致します。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(24日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜150度まで正偏差、90〜130度では+0.5℃。部分的に水温が平年より低くなる領域もある。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(25日):30日頃から東海上に気圧の峰が形成され、ブロッキング高気圧が発生する可能性を示す。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(26日):海面水温が10℃以下の千島海流は金華山沖まで南下。
・稚苗移植可能域:最近の冷え込みで可能な範囲は検出されていない。福島県浜通り地域が11℃を超えたところ。
・湛水直播可能域:最近の冷え込みで可能な範囲は検出されていない。宮城県仙台以南の沿岸部と福島県浜通り地域と福島市周辺、山形県山形市周辺が10.5℃を超えたところ。
・本日も岩手県・宮城県・山形県・福島県に霜注意報が発令される。
【研究活動】
・明日開かれる農水省大臣官房統計情報部の研究会において、「水稲冷害早期警戒システムの実践」というタイトルで発表を行うための発表準備を行う。
・早期警戒情報が模様替えになるため、第1号の草案を作成する。
・宮城県石巻市のモニターからパソコンのトラブルと近況を知らせる電話が入る。5月3日に当センター直播チームが試験栽培を行い、4日以降酒米の移植に入るとのこと。苗は順調に生育しているとのこと。
・公開シンポでお世話になった白鳥文雄さんから校閲原稿とともに本年度の寒試しの結果が届く。モニター各位にお送りする。
・育苗現場で仲間と苗の生育や圃場準備について意見を交換する。誰もが、やはり今年の天候を気にしているようだ。コブシの開花数が本年は著しく少ないことに気づいている人もいる。深水管理ができるように、自分の田んぼの畝たてをしっかりやろうと話す。
【その他】
○4月27日(金) 本省研究会
【天気概況】
・移動性高気圧に広く覆われ、晴れの良い天気となる。気温も上がる。
【モニターネットワーク】
・宮城県中田町のモニターから田植え日についてメールが届く。
「先日は、朝っぱらからのメールで大変失礼しました!田植えは、5月3日〜6日に行います。(4日はご祝儀があるので休みます:父と母は苗運びしています)多分、私たちの地方では、かなり早い作業かと思います?苗の生育が、良過ぎて「風にやられた」と母が話していましたが、田植えまでは、回復するだろうと言ってました。今年は、作付けは「まなむすめ」「ひとめぼれ」「ササニシキ」を作付けします。ササニシキは、昨年休みましたが再度作付けすることにしました。父いわく、「ササニシキ」はチョッと「面倒なんだよ」と話していましたが、最近のTVでの報道とJAさんの勧めにより、5反します。鳥越さん、お近くにいらっしゃるときは、電話ください。それでは・・・」
・宮城県松山町のモニターから田植え日についてメールが届く。
「おはようございます。メールを頂き有り難うございます。この所、気温の低い日が続いていますが、苗の方は今のところ順調です。田植えですが5月15日頃を予定しています。調査圃場は、昨年と同じ場所です。以上、宜しくお願いいたします。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(25日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜150度まで正偏差、90〜130度では+0.5℃。部分的に水温が平年より低くなる領域もある。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(26日):30日頃にオホーツク海高気圧が形成される予想だが、その後2日まではやや不安定となりブロッキングは予想されていない。
・気象庁週間予報支援図(26日):5月2日頃から東海上に気圧の峰が形成され、オホーツク海高気圧が日本付近に張り出す予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(日):
・稚苗移植可能域:最近の冷え込みで可能な範囲は検出されていない。
・湛水直播可能域:最近の冷え込みで可能な範囲は検出されていない。福島県浜通り地域の一部で10.5℃を超えたところ。
・仙台管区気象台から1か月予報の解説と少雨に関する情報がメールで届く。
【研究活動】
・早期警戒情報作成の準備を行う。本日発表の1か月予報が注目される。
・本省研究会のため東京へ。新幹線の車窓からみると、代かきが始まっている。特に宮城県と栃木県ではかなりの圃場が代かきされている。栃木県では田植えも始まる。
【その他】
○4月28日(土) 早期警戒情報第1号
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れの良い天気となる。気温も上がる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(日):
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(日):
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(27日):海面水温が10℃以下の千島海流は岩手県南部まで北上。
・青森県と福島県から発生予報第2号がメールで届く。
・稚苗移植可能域:最近の冷え込みで可能な範囲は検出されていない。
・湛水直播可能域:最近の冷え込みで可能な範囲は検出されていない。宮城県仙台以南の沿岸部と福島県浜通り地域と福島市周辺、山形県山形市周辺が10.5℃を超えたところ。【研究活動】
・早期警戒情報第1号を作成し、発信する。第1号はやはり緊張する。本年初めてなので、いくつかトラブルが発生する。神田君に改正をお願いする。
【その他】
○4月29日(日)
【天気概況】
・東海上に中心をもつ高気圧に覆われ、北部は概ね晴れの良い天気となるが、南部は前線の影響でぐずつく。
【モニターネットワーク】
・宮城県松山町のモニターからメールが届く。
「直播の件ですが、25日までに約650aの面積を無事に蒔き終わりました。昨日と今日で1回目の除草剤散布をしました。やっと昨日から代掻きに取りかかり、約2haほど終了しました。田植えは5月1日頃から始める予定です。今後ともよろしくお願いいたします。」
・宮城県岩出山町のモニターからメールが届く。
「雨が全く降らず、たいへんな異常気象です。近くの町で毎年開催されている菜の花祭りも、水不足のため花が咲かず、中止になっていまいました。予定より一日早く明日(4/29)より、田植えが始まります。苗は、ハウス育苗、稚苗まなむすめ2.5葉の苗を川渡と岩出山との間の池月地区の田圃60aを田植え機の試験運転をします。調査予定の地区は、5月1,2,3日のいずれかの田植え日となります。田植え前日にまたお知らせいたします。お会いするのを楽しみにしています。」
・山形県最上町のモニターからメールが届く。
「おはようございます。白鳥さんの天気予報図、昨日届きました有り難うございます。今年の春は、日照は有るのですが外気が寒く朝は水霜が降りる事も多いですが、ハウスの苗は順調に生育しています。昨日までに畦塗りを終えて、今日は集落共同でのフレコン(ケイカル・ようりん混合肥料)散布です。通年は、圃場条件や天候不順で日程調整に苦慮するのですが、今年は近年に無い好条件で作業が出来そうです。土壌分析を加味した”土づくり”は、私の栽培概念に欠かせない作業ですし、品質・食味向上にも繋がっています。また、終了後の反省会も、春作業の忙しい中の有意義な時間になりそうです。月末に天候が崩れそうですが、今後は晴れ間を見て完熟堆肥の散布を行い、その後耕耘に入る予定です。このままのペースですと、苗の生育進度も今年は早いですし、5/15頃までに心配された田植え準備は完了しそうです。ただ、遅霜の1ヶ月予報も出ています、充分情報に留意したいと思っています。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(28日):ペルー沖の赤道海域の海面水温は平年より高い状態が続く。赤道付近は水温が平年より低くなる傾向もみられる。太平洋中緯度の海面水温は平年よりかなり低い状態が続く。フィリッピン付近の海面水温は平年より高い状態が続く。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(27日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜150度まで正偏差、90〜130度では+0.5℃。部分的に水温が平年より低くなる領域もある。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(日):
・気象庁週間予報支援図(28日):偏西風は日本付近で大きく蛇行し、4日頃から東海上に気圧の峰が形成され、海風の影響を受ける予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(28日):海面水温が10℃以下の千島海流は岩手県宮古付近まで北上。黒潮が徐々に北上する。
【研究活動】
・苗の生育は順調に進む。
【その他】
○4月30日(月)
【天気概況】
・オホーツク海高気圧が発生する。南部は低気圧の影響で雨となる。北部は日本海側を中心に快晴となる。盛岡市近郊でも代かきが始まる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(日):
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(28日):ペルー沖の赤道域の海面水温は西経90〜150度まで正偏差、90〜130度では+0.5℃。
・ヨーロッパ中期予報センター北半球500hPa循環場予測(29日):4日頃からオホーツク海高気圧の形成を予想する。
・気象庁週間予報支援図(29日):5月2日頃まではオホーツク海高気圧の影響を受ける見込み。その後偏西風の位置は北上し、南から暖かい空気が入る予想。5日頃からは東海上に気圧の峰が形成される予想。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(29日):海面水温が10℃以下の千島海流は岩手県久慈付近まで北上。黒潮が徐々に北上する。
・稚苗移植の可能域は仙台市付近まで北上。日本海側では山形市と鶴岡市周辺。
・中苗・成苗移植の可能域は福島県浜通り付近まで。
・湛水直播の可能域は岩手県南部まで北上。日本海側では山形市と鶴岡市周辺。
・本年になってはじめての「やませ」が岩手県と青森県の太平洋側で吹く。沿岸部では日中も10℃以下となる。
・宮城県を除く全域で霜注意報が発令される。盛岡周辺のリンゴ園も早生から開花が始まる。果樹等への被害が心配される。
【研究活動】
・総合研究第1チームが開発中の直播用複粒種子を作成する機械の試運転を見学する。宮城県石巻市のモニターの直播が3日予定されている。
【その他】
torigoe@tnaes.affrc.go.jp