2000年仙台管区気象台発表予報

3月10日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.


○3月10日発表 1ヶ月予報(3月11日から4月10日)

向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。

<予想される天候の特徴(予報期間:3月11日〜4月10日)>
 東北地方は、この期間天気は周期的に変化するでしょう。期間の前半は気圧の谷の通過後、一時冬型の気圧配置となる見込みです。このため、期間の前半の気温は平年並か平年より低く、寒暖の変動が大きいでしょう。後半は平年より暖かい日が多くなる見込みです。
 平均気温は平年並でしょう。
 平年の晴れ日数は、東北日本海側で約18日、東北太平洋側で約21日です。


<概 要>
[気  温]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「高い」で、その確率は30%です。「低い」の確率は20%と小さい。
[降 水 量]:東北日本海側は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「少ない」で、その確率は30%です。「多い」の確率は20%と小さい。
東北太平洋側は、「平年並」か「少ない」の可能性が最も大きく、その確率はそれぞれ40%です。「多い」の確率は20%と小さい。
[日照時間]:東北日本海側は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「多い」で、その確率は30%です。「少ない」の確率は20%と小さい。
東北太平洋側は「多い」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「平年並」で、その確率は30%です。「少ない」の確率は20%と小さい。


○3月11日(土)から3月17日(金)
 向こう一週間は、11日から12日にかけてと期間の中頃気圧の谷が通過し、天気がくずれる見込みです。気圧の谷の通過後は冬型の気圧配置となり、東北日本海側では雪の降る日が多く、東北太平洋側は沿岸部を中心におおむね晴れるでしょう。
 平均気温は平年並の見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約4日、東北太平洋側で約5日です。


○3月18日(土)から3月24日(金)
 気圧の谷が周期的に通過するでしょう。気圧の谷の通過後は一時冬型の気圧配置になり、東北日本海側では雪の降る日があるでしょう。東北太平洋側は晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は低い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約4日、東北太平洋側で約5日です。


○3月25日(土)から4月7日(金)
 天気は周期的に変化するでしょう。東北地方は平年同様晴れの日が多い見込みです。
 平均気温は高い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約8日、東北太平洋側で約10日です。

<予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)>
・500hPa高度・偏差
 月平均でみると、日本付近は負偏差に覆われる。バイカル湖付近の気圧の尾根が明瞭で寒気が南下しやすい。特に1週目(図略)、2週目(図略)にその傾向がはっきりしている。3〜4週目には日本付近は負偏差だが弱い。天気は周期的に変化するが、上空の流れは東谷傾向で、低気圧は発達しにくい。
注 東谷:上空で日本の東側に谷が形成されている状態。低気圧が日本付近で発達しにくい。

・地上気圧と降水量
 月平均でみると、北日本では弱い冬型の気圧配置を示す。また、日本付近には降水域が東西に広がり、本州南岸沿いで比較的明瞭である。
 週別(図略)では、1、2週目は冬型の気圧配置がややはっきりしており、本州南岸のまとまった降水域も東北地方にはかからない。3週目以降は冬型の気圧配置はくずれ、周期変化が基調となり、降水域は北日本まで広がる。


850haの気温偏差の実況と各アンサンブルメンバーの予想
 北日本850hPaの気温平年差は、アンサンブルメンバーの平均でみると、1週目、2週目は負偏差、3週目以降は正偏差に変わる。2週目以降バラツキは大きくなり、後半の信頼度は小さい。
 なお最近の実況では、東北地方の地上気温平年差は、北日本850hPaの気温平年差に比べて1度程度高めに推移している。

北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予想縦軸:気温偏差(℃)、横軸:日付発表日以降の細線は各アンサンブルメンバーの予想値、太線は平均値。
注)・資料の内容を他の要素により修正して予報を組み立てることがあります。
・850hPaの気温は、地上の気温と必ずしも対応しないことがあります。


図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報
図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報

最近1週間の天候の経過
 この期間、気圧の谷が周期的に通過し、気圧の谷の通過後は冬型の気圧配置となった。
 気圧の谷は4日と7日に通過し、東北日本海側を中心に天気が崩れた。3日と6日は移動性高気圧に覆われ東北地方は概ね晴れたが、7日に寒冷前線が通過した後は強い冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気の入った9日は東北日本海側では所によって大雪となり、東北太平洋側でも雪の所が多かった。
 平均気温は、東北日本海側では平年差+0.7℃で平年並、東北太平洋側では平年差+1.1℃と平年より高かった。降水量は、東北日本海側では平年比89%で平年並、東北太平洋側では平年比25%で平年より少なかった。日照時間は、東北地方で平年比103%と平年並だった。


 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+0.951103
東北日本海側+0.789101
東北太平洋側+1.125105

 
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