2001年仙台管区気象台発表予報
11月30日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○11月30日発表 1ヶ月予報(12月1日から12月30日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。
注)気温・降水量等は、「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3つの階級で予報します。階級の幅は、1971〜2000年の30年間における各階級の出現率が等分(それぞれ33%)となるように決めてあります(気候的出現率と呼びます)。
<予想される天候の特徴(予報期間:12月1日〜12月30日)>
向こう1か月
冬型の気圧配置が強まり、強い寒気の入る時期があるでしょう。東北日本海側では平年に比べ雪または雨の日が多く、東北太平洋側では平年同様晴れの日が多いでしょう。
平均気温は低いでしょう。
向こう28日間の平年の晴れ日数:東北日本海側約5日、東北太平洋側約17日
○12月1日(土)から12月7日(金)
期間の中頃に気圧の谷の影響で天気が崩れる見込みです。その他の日は冬型の気圧配置となり、東北日本海側では曇りや雪または雨が降りますが、東北太平洋側では概ね晴れるでしょう。 平均気温は平年並ですが、期間の初めは低いところがあるでしょう。 平年の晴れ日数:東北日本海側約1日、東北太平洋側約4日
○12月8日(土)から12月14日(金)
冬型の気圧配置が強まり、強い寒気の入る時期があるでしょう。東北日本海側では平年に比べ雪の日が多く、東北太平洋側では平年同様晴れの日が多いでしょう。 平均気温は低いでしょう。 平年の晴れ日数:東北日本海側約1日、東北太平洋側約4日
○12月15日(土)から12月28日(金)
冬型の気圧配置となる日が多いでしょう。東北日本海側では平年に比べ曇りや雪の日が多く、東北太平洋側では平年同様晴れの日が多いでしょう。 平均気温は低いでしょう。 平年の晴れ日数:東北日本海側約2日、東北太平洋側約9日
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、極付近は正偏差で、極渦はオホーツク海まで南下し、極東の中緯度帯は広く負偏差に覆われる。このため、寒気の影響を受けやすい。
ただし、中国大陸も負偏差で、偏西風の流れは東西流が卓越しており、冬型の気圧配置は長続きしにくい。
週別(図略)では、各週とも月平均と同様で、北日本付近は負偏差。ただし、オホーツク海の極渦は2週目が最も強く、寒気の影響を受けやすいと考える。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、中国大陸に優勢な高気圧があり、アリューシャンには発達した低気圧があって、日本付近は冬型の気圧配置となっている。
まとまった降水域は、日本の南岸から東北東に延び、低気圧の影響が考えられる。また、日本海を中心とした降水域もかかる。
週別(図略)では、各週とも月平均と同様で冬型の気圧配置となっている。ただし、2週目が相対的には強い冬型。
・北日本850hPa気温平年差の時系列
アンサンブルメンバーの平均は、期間中平年を大きく下回り、特に2週目後半から3週目に低極となる。
ただし、東日本の気温平年差時系列は3週目にかけて平年並から下降する。
なお、2週目以降は各メンバーのばらつきが大きくなる。
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
週別の気温は、1週目、2週目、3〜4週目共に「低い」を予測している。
予報は、1週目は週間予報資料から「平年並」とするが、2週目以降は予測通りとする。
なお、予報の信頼度は大きい。
最近1週間(11月23日〜11月29日)の天候の経過
期間の初めは、帯状の高気圧に広く覆われ、東北日本海側では一時雨となる所もあったが概ね晴れた。また、25日には寒冷前線が通過し、東北日本海側を中心に天気が崩れた。寒冷前線の通過後は冬型の気圧配置が続き、東北日本海側を中心に雪や雨となったが、東北太平洋側では概ね晴れた。29日には低気圧が日本海に進んだため雨となった。
26日は深浦、28日は小名浜で初氷を観測し、27日には大船渡、山形、仙台、石巻で初雪、階上岳(青森県)では初冠雪を観測した。
平均気温は、東北地方で平年差+1.3℃と高かった。降水量は、東北日本海側で平年比110%と平年並、東北太平洋側で平年比12%と少なかった。日照時間は、東北日本海側で平年比107%と平年並、東北太平洋側で平年比128%と多かった。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | 1.3 | 52 | 120 |
| 東北日本海側 | 1.1 | 110 | 107 |
| 東北太平洋側 | 1.4 | 12 | 128 |
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