水稲冷害研究チーム

2006年東北稲作動向



 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


4月

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○4月1日(土) 大豆入札0・4%安 上げ銘柄29に拡大
 日本特産農産物協会は31日、2005年産大豆の3月の入札結果を公表した。平均落札価格は60キロ7166円(税込み)で、前年比0・4%安(前年同月比63%安)だった。上場数量の半数以上が落札残となり、11月の初入札から5カ月連続で不落札が出た。前年の品薄高の反動に加え、加工食品の消費伸び悩みから、問屋は「下げ相場を見込んで駆け引きが続く」とみる。入札は8、22日の2回で、上場数量は予定を上回る1万1996トン、落札数量は5513トン。普通大豆は9554トンのうち、落札数量は半数に満たない4470トン。菓子用など特定加工用も不落札が半数以上出た。今回の入札結果をある問屋は、「前年の品薄高騰で食品加工メーカーの多くが輸入大豆に切り替えた。豊作基調といって急に国産の使用量を増やすところは少なく、必要量は契約取引で調達する」と指摘する。一方で、下げ幅が前月より縮小し、上げ銘柄も前回の19から29に増えるなど明るい兆しも出てきた。別の問屋は「品質の良いものは、特に引き合いが強い」と話している。
(日本農業新聞)

○4月4日(火) 農業・食品機構が始動
 3000人を超える農林水産分野で国内最大の研究機関となる農業・食品産業技術総合研究機構の堀江武理事長は3日、茨城県つくば市で、新たな組織体制について会見した。堀江理事長は「川上から川下まで一貫した技術開発を担う研究態勢が確立した。農業生産発展に貢献したい」と強調した。同機構は、農業・生物系特定産業技術研究機構が農業工学研究所、食品総合研究所、農業者大学校と統合し発足した。
(日本農業新聞)

○4月4日(火) 安全な米作りへ 温湯で種子消毒 秋田・JAこまちの研究会
 JAこまち湯沢・稲川両有機米研究会は、消費者に選ばれる「より安全で安心な米」を供給しようと、このほど3日間、湯沢営農センターと稲川集出荷所で温湯種子消毒を行った。JAのマーケティング事業の一環として、より安全で安心な「売れる米づくり」を目指し、昨年から取り組んでいる。「湯芽(ゆめ)工房」(1回で16キロ処理)を使用し、計4台で行う。この機会は、種子消毒の際の化学農薬を省き、特別栽培米など付加価値を高めた取り組みに大きなメリットがある。使用済み薬液の処理が必要ないと環境に優しい手法だ。あらかじめ塩水選を行い、乾かしておいた種もみ計110人分4・5トンの温湯殺菌(60度10分)作業を行い、消費者により安全でおいしい米を届けるため、作業に精を出していた。石成寿同研究会長は「消費者に信頼される産地づくり、選ばれる米作りへの取り組みが重要。生産者とJAが一体となりながら、消費者に安全で安心できる、おいしい米を供給していきたい」と話している。
(日本農業新聞)
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2006年2月15日(水) 特別米向けに温湯消毒4000キロ 秋田・JAかづの
2006年3月24日(金) アイガモ農法で種もみ温湯消毒 青森・JA木造町
2000年3月21日(火) 水稲を温湯種子消毒 青森・JA木造町

○4月5日(水) 米ぬかペレット 利用法確立へ 青森・JA常盤村
 30年ほど前から省農薬稲作に取り組む青森県藤崎町のJA常盤村は、新年度から水田の除草に、米ぬかを粒状に固めたペレットを利用する。微生物を活性化させ、雑草の成長を抑制、除草の労力を少なくするのが目的。状況を変えながら利用法の確立を目指していく。「米ぬかは水田土壌中の微生物の餌」と、JA有機米穀課の鎌田豪課長は説明する。微生物が米ぬかを食べると、水田土壌の表層に「とろとろ層」が形成され、雑草抑制効果があるという。とろとろ層が雑草を抑制するのは、日差しをさえぎるためと、微生物が活発化し、土壌中の酸素量が低下するためとされる。有機栽培は雑草対策が最大の課題だ。1シーズンに3回ほど手押しの除草機で除草するが、それが大変な労力。米ぬかをペレット状にすると、風で飛ばされたり、偏ったりさず、水田の中でゆっくり溶解する。農家はあぜからペレットをまくだけで「かなりの省力化が期待できる」とみる。ペレット製造機は3月28日から動き始めた。精米時の米ぬかを有効活用するため原料費は格安で、1時間当たり400キロを製造できる。購入費用は450万円で、県、町の助成を受けた。初年度は試行的に2ヘクタールで行うが、苗を植える前後の時期、まく量など、条件を変えながら効果を確認していく。「窒素成分の2%がぬかで取れる効果もある。農業改良普及センターなどと協力し、数年間のスタンスを持って利用法を確立したい」と鎌田課長。JA管内の水稲面積は700ヘクタール。JAは1995年に「有機の里」を宣言、完熟堆肥(たいひ)による土づくりを実践する。有機栽培米は15ヘクタールで10人が作付けている。
(日本農業新聞)

○4月5日(水) 大きかった気温変動 3月の天候 気象庁
 3月は全国的に、寒い日と暑い日の気温差が大きかったことが4日までの気象庁のまとめで分かった。上旬には初夏を思わせる陽気になったところもあったが、中旬は冬に逆戻り。ところによっては大雪に見舞われた。上旬には日平均気温が東日本以西で、平年より2〜3度高い日があった。反対に、中旬は東日本以西では平年より寒い日が続いた。月平均気温では、北日本で平年より高く、このほかの地域で平年並みだった。3月の降水量は、北日本、東日本日本海側、南西諸島では多かった。特に北日本日本海側や東日本日本海側では上・下旬には低気圧の影響、中旬と月末には冬型の気圧配置の影響を受け、「10年に一度あるかないか」の多雨だった。
(日本農業新聞)

○4月6日(木) 斑点米カメムシの好物 開花期の穂と出穂前の茎葉 秋田県農試
 秋田県農業試験場は、斑点米被害をもたらす水稲の重要害虫・アカヒゲホソミドリカスミカメを誘引する水稲の生育段階と部位を確かめた。出穂前の茎葉と開花期の穂のにおいに引き寄せられる。水稲のにおいを頼りにして水田に侵入することは推測されていたが、実証されたのは初めて。におい物質の特定を急ぎ、発生予察トラップなどの防除資材を作るのにつなげる計画だ。試験には、においの好みを調べる機械を使った。生育段階ごとの水稲のさまざまな部位を用い、このカメムシがどちらのにおいに引き寄せられるかをみた。その結果、4葉期と開花期の茎葉、乳熟期と成熟期の穂には無反応だったが、出穂前の茎葉と開花期の穂のにおいにひかれることは確かめられた。同試は「雄の発生予察には性フェロモン剤があるが、雌には有効な資材がない。におい物質が特定できたら、誘引剤の開発などにつなげたい」と話している。
アカヒゲホソミドリカスミカメ
 北海道と、東北から北陸の主に日本海側に生息する小型の斑点米カメムシ。水稲のもみ殻を貫く力がないため、もみ上部のすき間や割れもみの殻の間から吸汁する。1999年を境に、拡大が問題になっている。
(日本農業新聞)
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2005年7月29日(金) カメムシ類多発の恐れ 農水省
2005年8月1日(月) カメムシ防除徹底を 秋田県農試
2005年8月4日(木) 斑点米カメムシ、県内で多発傾向 青森県、防除を呼び掛け

○4月8日(土) コメ契約栽培を拡大 岩手の営農組合
 岩手県北上市で集落営農を手がける二子中央営農組合は、耕作面積を昨年の三十五ヘクタールから今年は五十ヘクタールに拡大する。コメを中心に契約栽培を拡大し、収益基盤を安定させる狙いだ。コメは、農薬の使用品目数を特別栽培の基準よりも少なく抑え、農協経由で大手外食チェーン向けに二年ほど前から供給している。市場価格の変動が激しいため、取引が安定する契約栽培に特化しており、昨年の二十ヘクタールを三十二ヘクタールに拡大する。大豆も豆腐メーカー向けの契約栽培を手がけており、昨年の九ヘクタールを十ヘクタール程度に増やす。四十人余りの組合員数は変わらない。耕作面積を拡大することで収量が向上し効率化が進む。同組合はコメ、大豆、地区特産物である二子里イモを輪作で耕作。組合員の耕作面積などに応じて収入を配分している。
(日本経済新聞)
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2005年8月10日(水) 売れるもち米作ろう 契約栽培など協議 岩手で初の全国会議
2004年10月9日(土) 職員総出、契約米集荷に汗 山形・JA金山
2004年8月1日(日) 美酒はこだわり米から 農薬と肥料半減に挑戦 農家と酒造会社が二人三脚

○4月9日(日) 豊作願い水稲種まき 県内トップ切り 岩手・JAいわい東
 県内のトップを切り、一関市東山町のJAいわい東東山水稲育苗センターで6日、今年産水稲の種まきが始まった。朝から小雪の舞う天候となったが、作業場は熱気にあふれ、豊作の秋に願いを込め作業が行われた。センターでは水稲作付面積約200ヘクタール分、4万4783箱分の育苗を計画する。内訳は「ひとめぼれ」が3万7693箱、「あきたこまち」5040箱、「ササニシキ」700箱、「ヒメノモチ」1350箱。町の約8割を網羅する。当日は9人が「ひとめぼれ」5200箱の作業に当たった。3月中旬に種もみを水に浸して発芽した種もみを、ベルトコンベヤーで育苗箱に培土を詰め、水掛け、種まき、殺菌、覆土の手順で慎重に進められた。10日には町内約20カ所のサブセンターに配置される。早ければ5月の連休明けから田植えが始まり、中旬がピークとなりそうだ。
(日本農業新聞)
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2005年4月8日(金) 豊作を願い水稲種まき 岩手・JAいわい東

○4月9日(日) 米「春陽」の麺いかが 低たんぱくが特徴 宮城のJA
 宮城県のJAいわでやまは、地場産の低たんぱく米「春陽」を使った麺(めん)を今月下旬に発売する。JAでは、特徴ある品種にこだわることで差別化し、米の産地振興にもつなげる考えだ。試食会などでの評判を聞いた旅館や食堂などからの引き合いもあり、前評判は上々だ。新商品は、原料の75%が「春陽」の「伊達なごっつおーめん」。管内の道の駅などで販売する。腰の強さと、口当たりの良さが特長。昨年11月に開いた試食会が好評で、製品化に結び付いた。商品は、煮干ししょうゆ味などラーメン風のスープを加えた4種類と麺だけのものの2タイプ。販売価格はスープ付きで各260円を予定している。「春陽」は、消化されにくいたんぱく質を一般の品種より多く含み、腎臓病患者などたんぱく質の摂取を制限された人などに向いている。JAでは、2003年に2ヘクタールから栽培が始まった。JA経済課の鈴木千世秀課長は「春陽麺をきっかけに、JAいわでやま産の米を全国に広めたい」と強調する。06年産は4・4ヘクタールに作付けを増やし、減農薬、有機肥料で、安全・安心にも取り組む。
(日本農業新聞)
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○4月12日(水) 好みのにおい成分明らかに 斑点米カメムシ誘引雑草を分析 東北大学と秋田県農試
 東北大学大学院は秋田県農業試験場と共同で、斑点米カメムシの一種・アカヒゲホソミドリカスミカメを誘引する雑草・スズメノカタビラのにおい成分を突き止めた。ヘキセニルアセテートなど全部で5種類。スズメノカタビラのにおいを頼りに畦畔(けいはん)によってくることは知られていたが、それが実証され、におい物質まで特定したのは初めて。スズメノカタビラを選んだのは、畦畔に多い植物のため。昆虫が好むにおいを判別する装置を使って反応を見たところ、スズメノカタビラのにおいに強く引き寄せられたことが確かめられた。今回突き止めたのは、多くの雑草に含まれる青臭いにおいを構成する物質。農学研究科の堀雅敏助手は「今後、5種類のうちのどの成分が誘引にかかわるのか調べ、どんな比率で混ぜればトラップ剤として発生予察に使えるのかを検討したい」と話している。研究ではこのほか、水稲やメヒシバのにおいに強く反応することも明らかにした。それらのにおい成分も特定し、別のトラップ剤を作る計画だ。アカヒゲホソミドリカスミカメは、水田とその周辺のイネ科雑草が生える耕作放棄地などを行き来することが知られている。移動には、それらの植物のにおいを頼りにしていると推測されていた。
(日本農業新聞)
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○4月12日(水) 「ササニシキ」 生産拡大へ手引書 12カ所に展示圃場 宮城・JA古川
 JA古川ササニシキ研究会はこのほど、「ササニシキ」の栽培マニュアル「ササニシキ栽培のポイント2006」を作った。JA管内の「ササニシキ」を生産する全農家に配布。合わせてマニュアルを基にした栽培展示圃場(ほじょう)も12カ所に設置、「ササニシキ」の生産拡大を目指す。マニュアルは、研究会が古川農業改良普及センターの協力で作ったもので@土づくりA播種(はしゅ)・田植えの時期B刈り取り適期C適切な乾燥・調製―と「ササニシキ」の栽培で大切な4つのポイントを示した。JAの担当者は「ササニシキの人気は首都圏で高い。ササニシキ誕生の地として、消費地からの声に答えていくためにも生産拡大に努めていきたい」と話している。同JA本店でこのほど開いた展示圃場設計会場では、播種作業を4月上旬に行い、5月10日ごろから3・3平方メートル当たりの栽植密度を約60株とした田植えをすることなどを確認した。
(日本農業新聞)
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2002年10月23日(水) 「ササニシキ」復活に自信 宮城・JA古川
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○4月12日(水) 「ひとめぼれ」1万5000箱 担い手グループが育苗 岩手・奥州市
 奥州市胆沢区の認定農業者や担い手グループ6人が運営する育苗センターで10日、水稲の種まきが始まり、豊作の秋に期待を込めて作業が行われた。新里地区営農振興組合の新里育苗センターは、水稲作付面積70ヘクタール分、約1万5000箱の育苗を計画する。特別栽培や限定栽培用の「ひとめぼれ」を地区内の農家に供給。2年目を迎えた。この日は、メンバー全員が、2000箱分の作業に当たった。3月中旬に種もみを水に浸し、発芽促進した種子を、育苗箱に培土を詰め、種まき、殺菌、覆土と慎重に作業を進めた。13日ごろにはプール育苗用のハウスに移動し、農家への引き渡しは5月上旬から始まる。
(日本農業新聞)
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2006年4月9日(日) 豊作願い水稲種まき 県内トップ切り 岩手・JAいわい東育苗センター

○4月13日(木) 温泉活用 種もみ消毒 成分の影響も調査 山形・最上町
 最上町でこのほど、地元・赤倉温泉の湯を使った稲の種もみの消毒作業が初めて行われた。農薬を使わず、温泉を生かした安全・安心の試みで、農家らの高い関心を集めた。町が所有する源泉を使い、町農林課とJA新庄もがみが県最上総合支庁の技術協力で実施した。今年2月の県最上総合支庁による発芽試験で、60度の温泉の湯に10分程度浸すことで90%前後の高い発芽率を確保できることが判明。これを受け、農家に希望者を募ったところ、28人が「あきたこまち」を中心に約1700キロ(約34ヘクタール分)の種もみを持ち寄り、参加した。温湯による消毒は昨年も行われていたが、温泉の活用は初の試み。1000リットルの水槽2つを用意し、温湯73・8度の源泉を引いて水道水で60度に調整。塩水選を終えた種もみを浸し、消毒し、すぐ冷水で冷ました後、種まきに備える。満遍なく温水を行き渡らせるのがこつという。ばか苗病やいもち病、苗立枯細菌病などに対する殺菌効果は今後、追跡して調べる。ゴールデンウィーク開けには評価が得られる見込み。ナトリウムやカルシウム、硫酸イオンなど温泉成分の影響も、さらに詳しく調べる。説明会を兼ねた消毒作業には、見学者も集まり、温湯処理後の種もみの温度などを確かめていた。
(日本農業新聞)
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1999年4月10日(土) 温泉で芽だし、山形・鶴岡市

○4月13日(木) 連休田植えへ 10万箱に播種 JAいわて花巻
 花巻市のJAいわて花巻中央育苗センターで、水稲播種(はしゅ)が始まった。5月の大型連休に田植えを始める農家に間に合わせるよう、作業を進めている。JAでは、一部地域で栽培する特別栽培米に対応するため、通常より農薬を制限して、丈夫な育苗に取り組んでいる。21日までに10回の播種作業を計画、合わせて3万6000箱(「ひとめぼれ」95%、「あきたこまち」5%)を計画。西南と大迫の両育苗センターを含む3施設全体で、10万箱を播種する計画だ。
(日本農業新聞)
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2005年4月12日(火) 気を引き締め健苗づくり 水稲種まき始まる JAいわて花巻

○4月13日(木) 微生物農薬で安全な米作り JAいわて中央
 JAいわて中央赤石支所の育苗センターで、水稲の播種(はしゅ)作業が始まった。17日ごろまで行い、「ヒメノモチ」「もち美人」「ひとめぼれ」で約1万4000箱を予定している。JAの担当者は「種子消毒には安全で安心な米作りを目指し、微生物農薬だけを使っている」と話す。また、JA水分支所の育苗センターでも、7日から作業を始めており、JA全体で約2万3000箱の育苗を予定する。
(日本農業新聞)
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○4月14日(金) 「春陽」起爆剤に産地振興 低たんぱく米 作付面積8倍に 宮城・JAいわでやま
 宮城県JAいわでやま管内では、低たんぱく米「春陽」の産地化を進めている。昨年に比べ8倍の4・4ヘクタールで栽培する。農家は機能性の高い「春陽」を起爆剤に、地場産米全体の底上げにもつなげたいと期待している。「春陽」は水溶性のたんぱく質・グルテリンが少ないため、消化吸収されにくい。その点に着目し、たんぱく質の摂取制限を受けた初期の腎臓病患者などへの販売も視野に入れる。店頭価格は一般の米より高い1キロ約500円で、直売所や道の駅を中心に販売している。JAいわでやま経済課の鈴木千世秀課長は「全国的に生産量が少なく、消費者からの要望は多い」と話す。農家の小松庸一さんは「個性的な品種にこだわることで、他産地との差別化をしたい。注目されれば、ほかの品種にも波及効果がある」と話す。今年産の作付面積を30アールから1ヘクタールに増やし、有機肥料、減農薬栽培に取り組む。農家は今後、JAなどとも協力しながら、「春陽」を核とした地場産米の消費拡大キャンペーンや新商品開発などにも力を入れていく。
(日本農業新聞)
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○4月14日(金) 1000〜1400トンを目標に 「プレミアム宮城米」
 宮城県やJA全農宮城などで構成する県米づくり推進本部は13日、消費者の高級志向や健康志向に応えた米「プレミアム宮城米」の生産振興策を明らかにした。2006年度は、生産を始めた05年産の結果を踏まえ、1000トンから1400トンを目標に、流通・販売対策や品質向上へ向けた指導を強化する。JAみやぎ登米、JA加美よつばやJA栗っこでの栽培を予定している。生産者は部会組織で取り組み、栽培方法や品質基準の徹底を図る。プレミアム米は、整粒歩合80〜85%以上の一等米など、厳しい基準で「ひとめぼれ」「ササニシキ」をブランド化する取り組み。
(日本農業新聞)
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2005年12月10日(土) プレミアム宮城米(仮称) 大粒で均質、名称公募 宮城県・全農が試験販売

○4月17日(月) 古代米使い紫色の日本酒 森民総本家、地元農家と組み開発
 酒造会社の森民総本家(仙台市)は宮城県内の農家と組んで古代米を原料に使った日本酒を開発し、県内で販売し始めた。「愛(めご)むらさき」と名付けたこの酒は薄紫色で、少し甘め。500ミリリットル入りのボトルで価格は1680円。通常の日本酒ボトルとは違う細長いデザイン。使用した古代米「おくのむらさき」は紫がかった黒い米で、宮城県栗原市の農家、曽根堅哉さんが生産した。果皮・種皮の部分に色素を多く含んでおり、たんぱく質やビタミンなどが豊富。80%の精米歩合で、古代米の風味を少し残しているのが特徴だ。2月に仕込みを始め、絞りたての状態で出荷している。
(日本経済新聞)
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2006年2月24日(金) 宮城県産古代米で日本酒 絞りたて4月試験販売 森民総本家
2000年11月9日(木) 水稲新品種:おくのむらさき、東北農試

○4月18日(火) 「ひまわり」一時不具合 気象庁
 十七日午前一時ごろ、気象観測衛星「ひまわり6号」の姿勢制御ソフトウェアがトラブルで止まり、気象観測ができなくなった。予備ソフトへの切り替えなどで同日午後九時までに観測を再開した。気象庁は再開まで米国の衛星二基を使って気象観測を続けたが、六時間に一回しか観測できず、本来必要な約二十時間分、計三十九枚の観測画像が欠落するなどの影響が出た。同庁によると、ひまわり6号は、衛星に搭載した姿勢制御用ソフトが何らかの原因で停止、衛星の姿勢が崩れて回り始め、通信用アンテナが地上を向かなくなった。このため十七日午前零時五十七分から観測画像の送信ができなくなった。緊急用電波を使って衛星と通信、午前五時前に衛星の姿勢は安定したが、姿勢を崩し太陽電池パネルで発電できなかった影響で、機器の電源が遮断、観測機能が完全に停止した。さらにクーラーによる冷却が必要な観測用カメラの機能回復に手間取り、完全に機能を回復するまで約二十時間かかった。
(日本経済新聞)
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2005年6月29日(水) 気象観測に「国産」復活 ひまわり6号運用開始 気象庁
2005年5月15日(日) ひまわり6号 近く試験配信へ 国土交通省・気象庁
2005年2月27日(日) H2A打ち上げ成功 宇宙航空研究開発機構

○4月20日(木) もちもち おいしい 米粉パン 宮城で学校給食に導入
 宮城県学校給食会とみやぎ米粉ネットワーク会議は今年度から、学校給食に米粉パンを導入し、仙台市内の小学校で19日、初めて児童に提供された。児童からは「おもちみたいでおいしい」などと好評で、上々の滑り出しとなった。提供されたのは、仙台市青葉区の市立木町通小学校。学校給食用に導入した米粉パンは、県産「ひとめぼれ」を使い、原料に占める割合も従来の50%から70%に増やした。パンは名取市の学校給食パン宮城協業組合で製造した。東北農政局によると、米粉パンの学校給食は今年から青森と宮城でスタート。宮城県全体では、公立の全小・中学校約680校(部分給食実施校も含む)で月に1回程度導入できる見通しだ。価格は米粉パンの方が、小麦粉のパンより5割程度高くなる。このため農政局では「価格を抑えるためにも、米粉用の米の確保が課題になる」と説明している。
(日本農業新聞)
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○4月21日(金) 要請受け水稲育苗作業 「農楽の会」が支援活動 岩手・北上市
 北上市の農業者を応援する農業サポーターの組織「農楽の会(のらのかい)」の農作業支援活動が始まった。このほど同会に最初の支援要請があり、会員の千葉さんが派遣された。13日朝から千葉さんら7人が水稲の播種(はしゅ)作業を行い、播種された育苗箱1080箱を育苗器に収める手伝いをした。同会は、北上地方振興局(現北上総合支局)が、2005年度に開講した農業サポーター要請講座「きたかみ農楽校(のうがっこう)」の修了者で組織。農家からの要請に応じて農作業を手伝う。
(日本農業新聞)

○4月21日(金) 米粉普及に製粉場稼働 山形・JA庄内みどり
 酒田市のJA庄内みどり農産物直売所「みどりの里・山居館」に20日、米製粉所がオープンした。高速粉砕の製粉器を備え、誰でも利用できる。管理は直売所内のJAの米直売店「こめ蔵」が行い、利用は日曜・祭日を除き、午前8時30分〜午後4時(土曜日は正午)まで。原料はうるち米の白米に限り、利用料金は1キロ当たり200円。5キロの製粉が約30分でできる。
(日本農業新聞)
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○4月22日(土) 水稲直播栽培拡大へ講習会 JAあきた白神
 低コスト、省力農業の普及を目指すJAあきた白神は18日、水稲直播(ちょくは)栽培講習会を開き、メリットを説明しながら、栽培面積拡大を呼び掛けた。個別経営体と集落営農組織別に、直播栽培導入の効果、春作業の時間短縮や収穫適期の広がりなどのメリットを説明した。
(日本農業新聞)
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2006年2月15日(水) 秋田県「水稲直播」を推進 5年後、20倍の1万ヘクタールに
2005年4月27日(水) 直まきすべて加温出芽方式 除草剤を早期施用 秋田の研究会
2005年12月17日(土) 水稲直播 今年は3000ヘクタール 青森、岩手、秋田は増加

○4月25日(火) 水稲育苗、寒暖の差に注意 あぜみち相談会 JAいわて南
 JAいわて南のあぜみち相談会が19、20日の両日、管内171会場で行われた。育苗期間中の注意点、田植え適期、病害虫・雑草防除について説明があった。JA厳美支店の小野寺清浩支店長代理は「この時期は寒暖の変動が激しいことから、晴れた日は午前7時までにハウスや苗代を開け、晴れていても午後5時には閉める。過湿による徒長、立ち枯れや極端な高温・低温によるむれ苗発生に気をつけて」と説明した。
(日本農業新聞)
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○4月25日(火) 7割が不落札 北海道、青森に買い集中 第11回米入札
 全国米穀取引・価格形成センターは24日、2005年産米の第11回入札取引(20、21日実施)の結果を発表した。60キロ当たりの平均落札価格は前回より0・5%(68円)安の1万4715円。米卸が買い控えを続けており、7割が売れ残る低調な取引となった。ただ、北海道産や青森産には買い注文が集中、販売競争が激化する中、低価格帯米に対する需要の強さが鮮明になった。
(日本農業新聞)
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○4月26日(水) 東北地方、低温の恐れ 農作物管理に注意 仙台管区気象台
 東北地方は、4月に入ってから気温が平年より低く、日照不足の状態が続いている。25日の最高気温は仙台で13度、盛岡で12・6度、秋田で10・6度など、平年を3〜5度も下回った。仙台管区気象台は、この状態は1週間程度続くとし、農作物の管理に注意を呼び掛けている。4月1〜23日までの平均気温は、青森で5・4度(平年7・2度)、盛岡5・6度(7・6度)、岩手・宮古5・2度(8・0度)、仙台7・9度(9・4度)など、平年に比べ1〜3度近くも低くなっている。仙台管区気象台によると、低気圧や寒気の影響で気温が上がらなかった。特に太平洋側北部の沿岸では、冷たく湿った東寄りの風の影響を受けたことで、曇りや雨の日も多くなっている。
(日本農業新聞)

○4月26日(水) どっちがおいしい? 岩手産「ひとめぼれ」VS新潟・魚沼産「コシヒカリ」 JA全農いわて
 JA全農いわては、食味ランキング「特A」11回受賞の「岩手県南産ひとめぼれ」をPRするため、17回の「魚沼産コシヒカリ」とを食べ比べる「究極の食べ比べセット プレゼントキャンペーン」を実施する。期間は5月8日から6月30日まで。全国の「いわて純情米」取引店で、岩手県産米2キロ以上を購入すると応募できる。抽選で800人に「岩手県南産ひとめぼれ」「魚沼産コシヒカリ」各2キロと「岩手県の海の幸セット(ウニ、ホタテ、魚)」または「いわて牛焼肉セット」が当たる。
(日本農業新聞)
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○4月27日(木) 元肥窒素10アール1キロ多く 水稲新品種「どんぴしゃり」 岩手県農研センターが栽培指導
 岩手県農業研究センター(北上市)は、2005年に県が奨励品種に採用した水稲新品種「どんぴしゃり」の栽培法を指導している。「どんぴしゃり」は、良食味、耐冷性あり、穂いもちに強い、耐倒伏性が強いのが特徴。
 ポイントは次の通り。
 △施肥法=元肥は「あきたこまち」より窒素成分を10アール当たり1キロ程度多くする。追肥は幼穂形成期に行い、窒素成分は同2キロ以内が適量。
 △刈り取り時期=黄化したもみの割合が8割程度が目安。平均気温の積算温度は950度から1050度で、1100度を超えると茶米などの被害粒が増える。
△生育の目安=穂数は1平方メートル当たり340〜430本が望ましく、もみ数では2万5000〜3万粒になる。もみ数が多過ぎると玄米品質が低下するため、多肥栽培は避ける。
△葉いもち=穂いもちには強いが、葉いもち抵抗性はやや弱い。基本防除は必ず行う。
(日本農業新聞)
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○4月28日(金) 気の抜けない育苗管理 ハウス巡回で呼び掛け JAあきた白神
 JAあきた白神は19日から21日まで、管内の各地区で苗代巡回を行い、田植え前の育苗管理やいもち病防除の徹底を呼び掛けた。巡回は、農家と指導員らがビニールハウスを回りながら、実際に成長した苗を前に指導するもので、前年この時期に巡回指導している。能代市で行われた巡回指導では、床土の状態やハウス内の温度など、苗の状態を細かく確認。「温度が高くなればハウスを少し開け、酸素を入れるようにしてほしい」などと温度管理や水管理をアドバイスした。稲は「苗半作」と言われるだけに、育苗管理には細心の注意が必要であり、農家は田植えが始まるまで気の抜けない日が続く。
(日本農業新聞)

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○4月28日(金) 乾田直播で播種作業 宮城・JAみどりの
 JAみどりの小牛田営農センター乾田直播(ちょくは)栽培研究会は26日、美里町の圃場で乾田直播の作業を行った。専用の機械を使い、2・8ヘクタールに「ひとめぼれ」と「まなむすめ」を直播した。乾田直播は、圃場を耕起した後、畑状態で播種、覆土し、約1カ月後に入水する栽培方法。育苗、代かき作業が不要のため、効率的に作業を行うことができ、また、濁水の発生がなく環境に優しい。さらに、機械を麦、大豆の播種にも利用できるため、コストも抑えられる。
(日本農業新聞)
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